V11 フロントフォークチューニング
その中の一つがフロントフォークのセッティングです。
どうもバネが柔らかく、減衰力、特に圧縮側の減衰力が弱すぎる印象です。
V11のエンジンは思いのほかレスポンスがよいのです。
特にアクセルを戻した時が顕著です。
アクセルオフ時、回転の落ちが早く、エンジンブレーキが早く、強く効きます。
まあ、重たいクランクがグルんグルん回っているイメージなので当然かもしれませんね。
そんな訳でアクセルオフでフォークが大きくストロークしてしまい、上手くリズムに乗れない事が多いのです。
アクセルオフ→フォークがズボッと沈む→フォークが落ち着くのを待ってブレーキを徐々に強める
という感じです。
アクセルの戻し方やブレーキの掛け方で多少の調整は出来るのですが、下りコーナーではよろしくない状態でした。
そんな訳で、駆けこんだのが当時あったGMD横浜店でした。
GMDはKSRのフレームを修正してもらったことがきっかけで時々遊びに行っていました。
V11ももちろんフレームの計測をしてもらって、歪みのないことは確認済みでした。
症状を話してみるとフォーク内部の部品を変えてリセッティングすれば良くなるだろうという事でした。
GMDではフォークチューンと言っていた気がします。
ちょっと迷いましたが、思い切ってお願いすることに。
完成後、引き取りに行って驚きました。
ブレーキを握ってフォークを押してみただけで全然違います。
凄いしっかり&しっとりした感じです。
お店の周りをぐるっと試乗した時はフォークの動き以上にブレーキが凄く効くようになったことに感動しました。
ブレーキなんて全然いじってないのにフォークが踏ん張るようになるとあんなに違うんですね~
もう、ホントに目からウロコが落ちまくりました。
後日、峠道を走ってもフォークの沈む位置をきちんとコントロールできる感じです。
これはスバラシイ。
やはりサスペンションはストロークをどうコントロールするか、という事に尽きるんですね。
ある状況で
どのくらいの力がかかるのか?
その力を全ストローク中のどこで受け止めるか?
その位置までにどの程度の時間をかけて収束させるか?
この一件はV11の走りが1ランク上がったという事もうれしかったですが、同時に色々と経験できたことがよかったですね。
経験値がかなり上がった感じです。
やはり、愛車がレベルアップしていくのは楽しいものです。
これからのチビチビっとでもいいのでよくしていきたいですね。
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