KSR 油面調整
実は以前から気になっていたことがあり、今回の改めて見直してみたのです。
半年ほど前にヤフオクでKSRの中古VM18キャブを落札しました。
そのうち19.5φ加工でもやってもらうか、予備に持っていいてもいいかな~という感じで。
届いたキャブは結構よい状態で、少なくとも今使っているものよりはよさげな感じで納得の一品でした。
でも、そのキャブは一つだけ気になることがあったのです。
それはフロートのニードルバルブを受ける部分です。
サービスマニュアルでは「フロートアームの調整板」と記載されている部分ですね。
ヤフオクキャブは車両についているものと比べると一見して油面が低くなるはずの位置になっています。
今使用中のキャブは自分で油面調整しているので、その時の記憶との比較なのですが、、、
でも、どうも、この調整板は調整した気配がありません。
工具をあてた様子もないし、プレスで打ち抜いたままという感じです。
最初からこの状態だったと思われる雰囲気なのです。
この時点でなんとなくいやな予感がしていたのです。
でも、まあ、調子が悪いわけではないし、キック2回でエンジン掛かるし、燃費はコンスタントに30km/l行くし、、、
という事で気になりつつもそのままになっていました。
昨日は午後少し時間が取れたので中々手がつけられなかった油面のチェックをやってみました。
こんな感じにセッティング。
こんな感じで測定。
ここではまだタンクのコックはオフのままです。
ちなみに負圧タンクのCBでは出来ない芸当です。
もっと言うとV11ではこんな作業する必要もありません。
余談はさておき、何とか測定出来そう。
ここで、満を持してコック・オン!
今ここにマイKSRのマイ油面高さが明らかに!
ん
ええ?
・・・ヤメテ~
・・・・・・・・・
マイ油面高さ:フランジ下縁より1.0mm(上)
そうです。上でした。間違いなく上でした。orz
もうどうにでもしてください。すべて私が悪いのです。自分の責任です。
何も言い訳できませんね。
ちなみにサービスマニュアルでは
油面高さ:フランジ下縁より1.5~3.5mm(下)
です。
つまり、上限値から更に2.5mmも高かったのです。
ここから慌てて調整を始めました。
本当に大急ぎだったので写真はなし。
まずはフロート高さのチェックです。
やはり規定値より低くなっていました。
このフロート高さってサービスマニュアルでは21.9±2mmとなっているんですよね。
そもそも0.9mmなんて測れるのかいな?っていう気がするのは自分だけでしょうか?
ノギスを使うといってもなかなか難しそうです。
話がそれましたが、取り敢えず22mm目標で調整、調整後、再度組み立てて油面のチェックです。
結局3回目でフランジ下縁から2.0mmのところに調整できました。
この調整でヤフオクキャブのフロートとは更に差が広がってしまったのですが・・・
これまた不思議です。
そももそ今回のフロートは私の手元に来る前はもっともっと油面が高かったことになるんですよね・・・
一体どういう事なんでしょうか?
一度ちゃんとヤフオクキャブのフロートと見比べてみようと思います。
その後はエンジン掛けてエアスクリュー/アイドルスクリュだけざっと調整したところで時間切れ。
油面が2.5mmも変わったらセッティングもかなり変わりそうですがこれはボチボチやるしかないですね。
ちなみにエアスクリューの戻し量は以下のとおり。
油面調整前:2 3/4戻し
油面調整後:1 3/4戻し
*エアクリボックスの遮蔽板外し、吸入口加工、河内屋ファクトリー製チャンバーでの調整値です
今日、通勤で乗りましたが、取り敢えず普通に乗れました。
というか、むしろ開け始めは調子いいくらいです。
開け始め~開度1/8まではきちんと前に出る感じがします。
やはり、今までは濃すぎて失速していたのかもしれません。
それにしてもなぁ~
油面はKSR購入時に最初にいじってそれっきりでした。
今思えば、この時ちゃんと調整出来ていなかったんでしょうね。
確かにエアスクリューのセッティングはちょっと変かなぁと思っていたんですよね。
油面が高くて濃い状態だったという事ですね。
ニードルバルブを交換したり、純正を含めて3種類のチャンバーのセッティングをしたり、何度も見直す機会はあったはずなんです。
一度合わせたはずだという思い込みが今回の敗因ですね。
何事も何かしらの現象にはその原因があるという事なんですね。
油面激高仕様で8000km近く走っていたことになるのですが、大丈夫なんでしょうか・・・
やはりエンジン内部はドロドロ?
ちょっと心配です。
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