V11 ホーク11試乗
どうもこんばんは。
11月3日の文化の日の話です。
以前から気になっていたホンダのホーク11を試乗してきました。
気付いた範囲で感想など書いてみたいと思います。
別宅の近所のホンダドリーム店に試乗車があるという話だったので、開店時間を見計らって訪問。
試乗の希望を伝えて手続きをします。
書類を記入している間にお店の人がバイクを準備してくれました。
試乗のコースはお店の周りを反時計回りにぐるっと回る5㎞程のコースとのことでした。
準備して跨ります。
ここで感じたことは、まずサイドスタンドからバイクを直立させるとき、とても軽い。V11よりだいぶ軽いですね。
ポジションは正直なところホーク11の方がしっくりきます。
V11はシートのどこに座るかにもよるのですが、ステップがちょっと後ろでハンドルバーが遠い。
バーの高さはV11もホーク11もほとんど同じだと思いますが、ホーク11の方がバーが近いことととステップの位置の関係で上半身を支えるのが楽だと思います。バーの開き角はV11はちょっと狭くてホーク11はちょっと広い感じ。個人的にはこの中間が好みかな。
ちなみにV11はボルト穴の遊びの範囲一杯まで開き角を広げています。
足つきは特に印象なくて、悪いという程じゃなかったと思います。(当方、170㎝、77㎏くらいです)
いよいよ出発です。
事故して怪我をしても保険金は出ないし、バイクも弁償してもらいますってことで、少し緊張しながらの試乗となりましたw。
ちなみにドライブモードについてですが、お店の人は出発前にわざわざスタンダートに設定してたのですが、出発してすぐにスポーツに変更しちゃいました。
走り出してみると操作に対して帰ってくる反応がいちいち新鮮です。
当たり前ですが、V11の当たり前とは全く違います。
へぇーとかほぉーとかいろいろ思いながら走っているうちに、あっという間に試乗コースが終わってしまいました。
途中、コンビニの駐車場で写真だけは取りましたが、それ以外は試乗コースをきちんと守りましたよ。
ホントはこのまま少し遠回りしようとも思ったりもしたのですが、止めておきました。
根が真面目なんで悪いこと出来ないんですよね。
さてさて。
本題の試乗の感想を覚えている範囲で書いてみます。
まず、操作系についてはクラッチもスロットルも軽くてとても楽ちんな感じがよいです。特にクラッチは楽だと思います。
いろいろ言われているミラーは見え方自体は問題ない感じ。
要は慣れの問題と言ってしまうと身も蓋もないですけど、実際、走り出した直後はいつもミラーがある位置に視線を向けてもそこには何もなく…という状況だったのですが、すぐに慣れました。
改めて!!!だったのがシートの表皮が全然滑らないこと。
ジーンズでの試乗したが、これはどうなんでしょう?最近のバイクはみんなこうなの?
V11のシートは結構ツルツルなんすよ。
元気に走るときには自分で積極的に動くので全く気にならないのですが、
巡航時なんかではチョットした段差でズルっと滑って座る位置が前にズレるっていうのが地味にストレスだったりするのです。
逆にホーク11のシートは動きにくくないのかな?と少し思いました。
次にエンジンの印象です。
スロットルバイワイヤってことですが、無造作に開けてもドン付きをほとんど感じなくて感心しました。
チェーン駆動だってことをほとんど意識しなくていいくらいの感じでびっくり。
1000㏄超のバイクとは思えない感じで、思わずKSRかよってツッこんでました。
流石令和のバイクですね。雨の日とか長距離走って疲れてきたときなんかはとても良いと思います。
でもまあ、これは自分のV11も同じような感じかな。
広い道でパッとスロットルを開けてみましたが、結構速い感じがします。
あまりメータ見てる余裕なかったのですが、4500回転(?)くらいからギュンって力が出る感じ。
V11のウルトラフラットな感じとは対極ですね。
ただ…なんだかスロットルバルブとか燃調、点火の制御で作った特性って印象を受けてしまいました。
素でこういう感じなのかなぁ…
4000回転あたりまでちょっと抑えてあって、その後は制限外してエンジン本来の力を出している感じがしたんですよね…
まあ、お断りしておきますが、もちろん、ワタシそんなこと評価できるような人でありません。
シロートの適当インプレってことで流してください。
OHC4バルブで最高出力は102馬力ということで馬力的には自分のV11の10%増しの感じ。
パワフルに感じるのはその通りというというところなんでしょうね。
並列2気筒の270°クランクという予備知識はあったのですが、これについても特にコメントできるような知識は持ち合わせていません。
運転した感想としては回しても振動などほとんど感じずに快適に走れそうな気がしましました。
V11の90°縦置きVツインとホーク11の270°クランクの並列2気筒って結局何が違うの?というのはこの短時間の試乗ではつかみきれませんでした。
もちろん、クランクシャフトの配置が違うことが一番の違いを生んでいることは間違いないとは思います。
けれどもクランク位相、点火時期がどう影響しているのかはさっぱりわかりませんでした。(爆)
↑
未来からの追記です。(2023年1月 )
この部分について少し補足。
90 °Vツインと270°パラツインって点火のタイミングは同じなんです。
ここでいう点火のタイミングはBTDC何度というやつではなくて2つのシリンダの点火の間隔ことです。
点火の間隔が同じならエンジンの鼓動というかパルス感みたいなものが同じようになるというのが一般的に言われていることだと思います。
ただですね、この試乗ではそういった意味でV11のエンジンとホーク11のエンジンの共通点とか違いというものを見つけられなかったって感じだった、ということを表現したかったのでした。
全く別のバイクでこの部分だけ切り取って燃焼のパルス感とか振動なんか比べられるものじゃない気がしました。
ホンダのCB72とかは同じ車体、エンジンで180°と360°クランクがラインナップされていたみたいですね。
是非乗ってみたいものです。
最後に車体について。
サスペンションは固かったです。前後とも。
これは新車だからかもしれませんね。
もし、慣らしが済んでもこのレベルだとすると、段差を乗り越えたときの突き上げとかはちょっと疲れそうな感じがします。
ステアリングの反応もサスペンションを好き勝手に調整している自分のV11に比べるとちょっと曖昧な感じで頼りないかな。
サスの慣らしが進んでどうなるか?なんでしょうけど、それを確認することは難しいかな。
僅かな距離の試乗でしたが、印象としては以下の3つにまとまる感じです。
・ポジション、操作系はホーク11がいい気がします。
・エンジンはホーク11の方がパワフル。
・サスペンション、車体の挙動は好みもあってV11の圧勝。新車のホーク11は不利だったかも。
で、総合評価なんですけど、ホーク11って半日とか1日単位で箱根か伊豆あたりのワインディングを軽々と、でもそこそこのペースでスパスパ走りまわる感じの楽しみ方をするバイクって印象でした。
燃料タンクの容量がちょっと少なめの14Lということなのでホンダもそんな使い方をイメージしているのかもしれませんね。
ホーク11に試乗した結果、自分の中でV11の位置づけがこれまで以上にはっきりしてきた気がしています。
V11はもともと長距離が得意なところに自分が舗装林道みたいな道も楽しく走れるようなセッティングを足した感じなのかもしれません。
なので、両車はオーバーラップすることはもちろんありますが、一回の走行あたりの距離レンジが違う感じですかね。
もう一つ感じたことはバイクにどう向き合うかは人それぞれ、正解はないということですね。
V11なんかさんざん手間暇かけて触り続けた結果、新車の状態と今の状態って結構別物なんですよ。
冷静&客観的にみて良くなっていることは事実ですが、一方でそこまで手を掛けても最新式にはかなわないところがあるのもまた事実です。
これは予想通りではあるけれどもやっぱり少し悔しかったりもしています。
それをどう評価するかは人それぞれ。
手間暇かけずに一定期間走ることに専念して、適当なタイミングでに新型に乗り換えるっていうのも全然アリですよね。
経済的に見た場合、そちらの方が合理的な選択だということはわかっているつもりではいます。
ただ自分の場合は結構ネチネチしつこいタイプで、実はまだまだV11で試したいことが残っているんですよね。
ガソリンエンジンの終焉が見えてきている昨今なのでやりたいことは急いで消化しないといけませんね。
こんな感じでたったの5㎞したが、自分としては収穫の多い試乗となりました。
たまには新しいバイクに乗るというのも大事ですね。
シートの表皮なんかは真面目に研究してみたいと思いました。


この試乗の後で水戸名物の試食もしたのですが、その話はまた別の記事で。
とりあえずこんな感じということで。

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11月3日の文化の日の話です。
以前から気になっていたホンダのホーク11を試乗してきました。
気付いた範囲で感想など書いてみたいと思います。
別宅の近所のホンダドリーム店に試乗車があるという話だったので、開店時間を見計らって訪問。
試乗の希望を伝えて手続きをします。
書類を記入している間にお店の人がバイクを準備してくれました。
試乗のコースはお店の周りを反時計回りにぐるっと回る5㎞程のコースとのことでした。
準備して跨ります。
ここで感じたことは、まずサイドスタンドからバイクを直立させるとき、とても軽い。V11よりだいぶ軽いですね。
ポジションは正直なところホーク11の方がしっくりきます。
V11はシートのどこに座るかにもよるのですが、ステップがちょっと後ろでハンドルバーが遠い。
バーの高さはV11もホーク11もほとんど同じだと思いますが、ホーク11の方がバーが近いことととステップの位置の関係で上半身を支えるのが楽だと思います。バーの開き角はV11はちょっと狭くてホーク11はちょっと広い感じ。個人的にはこの中間が好みかな。
ちなみにV11はボルト穴の遊びの範囲一杯まで開き角を広げています。
足つきは特に印象なくて、悪いという程じゃなかったと思います。(当方、170㎝、77㎏くらいです)
いよいよ出発です。
事故して怪我をしても保険金は出ないし、バイクも弁償してもらいますってことで、少し緊張しながらの試乗となりましたw。
ちなみにドライブモードについてですが、お店の人は出発前にわざわざスタンダートに設定してたのですが、出発してすぐにスポーツに変更しちゃいました。
走り出してみると操作に対して帰ってくる反応がいちいち新鮮です。
当たり前ですが、V11の当たり前とは全く違います。
へぇーとかほぉーとかいろいろ思いながら走っているうちに、あっという間に試乗コースが終わってしまいました。
途中、コンビニの駐車場で写真だけは取りましたが、それ以外は試乗コースをきちんと守りましたよ。
ホントはこのまま少し遠回りしようとも思ったりもしたのですが、止めておきました。
根が真面目なんで悪いこと出来ないんですよね。
さてさて。
本題の試乗の感想を覚えている範囲で書いてみます。
まず、操作系についてはクラッチもスロットルも軽くてとても楽ちんな感じがよいです。特にクラッチは楽だと思います。
いろいろ言われているミラーは見え方自体は問題ない感じ。
要は慣れの問題と言ってしまうと身も蓋もないですけど、実際、走り出した直後はいつもミラーがある位置に視線を向けてもそこには何もなく…という状況だったのですが、すぐに慣れました。
改めて!!!だったのがシートの表皮が全然滑らないこと。
ジーンズでの試乗したが、これはどうなんでしょう?最近のバイクはみんなこうなの?
V11のシートは結構ツルツルなんすよ。
元気に走るときには自分で積極的に動くので全く気にならないのですが、
巡航時なんかではチョットした段差でズルっと滑って座る位置が前にズレるっていうのが地味にストレスだったりするのです。
逆にホーク11のシートは動きにくくないのかな?と少し思いました。
次にエンジンの印象です。
スロットルバイワイヤってことですが、無造作に開けてもドン付きをほとんど感じなくて感心しました。
チェーン駆動だってことをほとんど意識しなくていいくらいの感じでびっくり。
1000㏄超のバイクとは思えない感じで、思わずKSRかよってツッこんでました。
流石令和のバイクですね。雨の日とか長距離走って疲れてきたときなんかはとても良いと思います。
でもまあ、これは自分のV11も同じような感じかな。
広い道でパッとスロットルを開けてみましたが、結構速い感じがします。
あまりメータ見てる余裕なかったのですが、4500回転(?)くらいからギュンって力が出る感じ。
V11のウルトラフラットな感じとは対極ですね。
ただ…なんだかスロットルバルブとか燃調、点火の制御で作った特性って印象を受けてしまいました。
素でこういう感じなのかなぁ…
4000回転あたりまでちょっと抑えてあって、その後は制限外してエンジン本来の力を出している感じがしたんですよね…
まあ、お断りしておきますが、もちろん、ワタシそんなこと評価できるような人でありません。
シロートの適当インプレってことで流してください。
OHC4バルブで最高出力は102馬力ということで馬力的には自分のV11の10%増しの感じ。
パワフルに感じるのはその通りというというところなんでしょうね。
並列2気筒の270°クランクという予備知識はあったのですが、これについても特にコメントできるような知識は持ち合わせていません。
運転した感想としては回しても振動などほとんど感じずに快適に走れそうな気がしましました。
V11の90°縦置きVツインとホーク11の270°クランクの並列2気筒って結局何が違うの?というのはこの短時間の試乗ではつかみきれませんでした。
もちろん、クランクシャフトの配置が違うことが一番の違いを生んでいることは間違いないとは思います。
けれどもクランク位相、点火時期がどう影響しているのかはさっぱりわかりませんでした。(爆)
↑
未来からの追記です。(2023年1月 )
この部分について少し補足。
90 °Vツインと270°パラツインって点火のタイミングは同じなんです。
ここでいう点火のタイミングはBTDC何度というやつではなくて2つのシリンダの点火の間隔ことです。
点火の間隔が同じならエンジンの鼓動というかパルス感みたいなものが同じようになるというのが一般的に言われていることだと思います。
ただですね、この試乗ではそういった意味でV11のエンジンとホーク11のエンジンの共通点とか違いというものを見つけられなかったって感じだった、ということを表現したかったのでした。
全く別のバイクでこの部分だけ切り取って燃焼のパルス感とか振動なんか比べられるものじゃない気がしました。
ホンダのCB72とかは同じ車体、エンジンで180°と360°クランクがラインナップされていたみたいですね。
是非乗ってみたいものです。
最後に車体について。
サスペンションは固かったです。前後とも。
これは新車だからかもしれませんね。
もし、慣らしが済んでもこのレベルだとすると、段差を乗り越えたときの突き上げとかはちょっと疲れそうな感じがします。
ステアリングの反応もサスペンションを好き勝手に調整している自分のV11に比べるとちょっと曖昧な感じで頼りないかな。
サスの慣らしが進んでどうなるか?なんでしょうけど、それを確認することは難しいかな。
僅かな距離の試乗でしたが、印象としては以下の3つにまとまる感じです。
・ポジション、操作系はホーク11がいい気がします。
・エンジンはホーク11の方がパワフル。
・サスペンション、車体の挙動は好みもあってV11の圧勝。新車のホーク11は不利だったかも。
で、総合評価なんですけど、ホーク11って半日とか1日単位で箱根か伊豆あたりのワインディングを軽々と、でもそこそこのペースでスパスパ走りまわる感じの楽しみ方をするバイクって印象でした。
燃料タンクの容量がちょっと少なめの14Lということなのでホンダもそんな使い方をイメージしているのかもしれませんね。
ホーク11に試乗した結果、自分の中でV11の位置づけがこれまで以上にはっきりしてきた気がしています。
V11はもともと長距離が得意なところに自分が舗装林道みたいな道も楽しく走れるようなセッティングを足した感じなのかもしれません。
なので、両車はオーバーラップすることはもちろんありますが、一回の走行あたりの距離レンジが違う感じですかね。
もう一つ感じたことはバイクにどう向き合うかは人それぞれ、正解はないということですね。
V11なんかさんざん手間暇かけて触り続けた結果、新車の状態と今の状態って結構別物なんですよ。
冷静&客観的にみて良くなっていることは事実ですが、一方でそこまで手を掛けても最新式にはかなわないところがあるのもまた事実です。
これは予想通りではあるけれどもやっぱり少し悔しかったりもしています。
それをどう評価するかは人それぞれ。
手間暇かけずに一定期間走ることに専念して、適当なタイミングでに新型に乗り換えるっていうのも全然アリですよね。
経済的に見た場合、そちらの方が合理的な選択だということはわかっているつもりではいます。
ただ自分の場合は結構ネチネチしつこいタイプで、実はまだまだV11で試したいことが残っているんですよね。
ガソリンエンジンの終焉が見えてきている昨今なのでやりたいことは急いで消化しないといけませんね。
こんな感じでたったの5㎞したが、自分としては収穫の多い試乗となりました。
たまには新しいバイクに乗るというのも大事ですね。
シートの表皮なんかは真面目に研究してみたいと思いました。


この試乗の後で水戸名物の試食もしたのですが、その話はまた別の記事で。
とりあえずこんな感じということで。

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