V11 純正ECUセッティング変更への道 その6 吸気温度センサ移設
どうもこんばんは。
この時の続きです。
ツーリング中にどうも空燃比の様子がおかしくて???だったのです。
信号待ちのアイドリングでやたらと薄くて理由をいろいろ考えていたら気が付きました。
これはもう吸気温度センサが原因に違いないと。
具体的にはセンサの設置場所をミスっている可能性が大というのが結論です。
V11のノーマルは吸気温度センサはエアクリーナボックスに取り付けられています。
この写真は自分が適当に加工してしまったエアクリボックスですが、六角穴付きボルトの部分はノーマルのままです。
ここにセンサが付きます。センサ本体はエアクリーナボックスの内側に配置され、ボックス内の温度を測っています。
なのでノーマルはきちんと吸気温度を測っているのだと思います。まあ、当然ですね。


一方で、ワタシのV11はエアクリボックスを撤去した際にセンサをこの↓場所に置いてしまってました。

ガソリンタンクの下のVバンクの間のフレームの上です。ちなみに写真左側がバイクの前側です。
当然、エンジンが掛かっている間は左右のシリンダーの熱をもろに受けるし、フレームも相当な温度になります。
更に上部はガソリンタンクでふたをされているので熱気も抜けません。
走っていれば少しは空気も流れるのでしょうが、渋滞や信号待ちではセンサの測定結果はひたすら高温になっているはずです。
すくなともK&Nのエアクリーナが吸い込む空気の温度ではないですね。
結果としては実際の吸気温度よりもはるかに高い温度と認識してガソリンを薄くしてしまっていた、という事のようです。
考えてみれば当たり前の話ですね。
ちょっとした渋滞でもやたら空燃比が薄くなるのも一度エンジンを停止ししてから再始動した時も空燃比が薄くなるのも説明がつきます。
対策として線材を継ぎ足してセンサを移設しました。
右側のエアクリーナの下のところでシートロックのキーシリンダ部分です。

取り急ぎ得意のタイラップ止めで暫定的に止めてあります。
そのうちアルミ板の切れ端ででもちゃんとしたステーを作りたいところですが、たぶんこのままな気がします…
ここもエンジンの熱の影響を多少は受けそうですが最初の場所よりはマシでしょう。
実は今回の純正ECUのリセッティングを始めるまでは吸気温度センサはバイパスしていて、代わりに自作リーン〇ーンリプレッサの出力をECUに入力していたのでこの不具合に全く気が付きませんでした。
思いつきで適当にやっているので予想外のところで時間を喰ってしまいますね。
今年の4月ころにアイドリングをさせながらGuzziDiagとヨシムラの油温計で各種温度を調べておいたのを思い出して改めて見てみると…
アイドリング時間に比例して吸気温度がどんどん高くなっていくデータを測定していました… 自分で…
まだまだ修行が足らないようです。

まだテストしていないのですが、今までよりは空燃比が安定するんじゃないかと期待しています。
とりあえずこんな感じということで。

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この時の続きです。
ツーリング中にどうも空燃比の様子がおかしくて???だったのです。
信号待ちのアイドリングでやたらと薄くて理由をいろいろ考えていたら気が付きました。
これはもう吸気温度センサが原因に違いないと。
具体的にはセンサの設置場所をミスっている可能性が大というのが結論です。
V11のノーマルは吸気温度センサはエアクリーナボックスに取り付けられています。
この写真は自分が適当に加工してしまったエアクリボックスですが、六角穴付きボルトの部分はノーマルのままです。
ここにセンサが付きます。センサ本体はエアクリーナボックスの内側に配置され、ボックス内の温度を測っています。
なのでノーマルはきちんと吸気温度を測っているのだと思います。まあ、当然ですね。


一方で、ワタシのV11はエアクリボックスを撤去した際にセンサをこの↓場所に置いてしまってました。

ガソリンタンクの下のVバンクの間のフレームの上です。ちなみに写真左側がバイクの前側です。
当然、エンジンが掛かっている間は左右のシリンダーの熱をもろに受けるし、フレームも相当な温度になります。
更に上部はガソリンタンクでふたをされているので熱気も抜けません。
走っていれば少しは空気も流れるのでしょうが、渋滞や信号待ちではセンサの測定結果はひたすら高温になっているはずです。
すくなともK&Nのエアクリーナが吸い込む空気の温度ではないですね。
結果としては実際の吸気温度よりもはるかに高い温度と認識してガソリンを薄くしてしまっていた、という事のようです。
考えてみれば当たり前の話ですね。
ちょっとした渋滞でもやたら空燃比が薄くなるのも一度エンジンを停止ししてから再始動した時も空燃比が薄くなるのも説明がつきます。
対策として線材を継ぎ足してセンサを移設しました。
右側のエアクリーナの下のところでシートロックのキーシリンダ部分です。

取り急ぎ得意のタイラップ止めで暫定的に止めてあります。
そのうちアルミ板の切れ端ででもちゃんとしたステーを作りたいところですが、たぶんこのままな気がします…
ここもエンジンの熱の影響を多少は受けそうですが最初の場所よりはマシでしょう。
実は今回の純正ECUのリセッティングを始めるまでは吸気温度センサはバイパスしていて、代わりに自作リーン〇ーンリプレッサの出力をECUに入力していたのでこの不具合に全く気が付きませんでした。
思いつきで適当にやっているので予想外のところで時間を喰ってしまいますね。
今年の4月ころにアイドリングをさせながらGuzziDiagとヨシムラの油温計で各種温度を調べておいたのを思い出して改めて見てみると…
アイドリング時間に比例して吸気温度がどんどん高くなっていくデータを測定していました… 自分で…
まだまだ修行が足らないようです。

まだテストしていないのですが、今までよりは空燃比が安定するんじゃないかと期待しています。
とりあえずこんな感じということで。

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コメント
Re: TPSと同調
自分の場合はTPSの調整と同調の調整がきちんとできるとすごく乗りやすくなりました。
その経験からしかわからないのですが、結構変わったのではないでしょうか?
このあたりはGuzziを取り扱っているお店なんかでももう少し話題にしてくれてもいいと思うのですけどね。
クシャミについては濃すぎても薄すぎても出るようです。
色々試されるとよろしいかと。
それではまた!
2022-09-26 21:18 さばお URL 編集
TPSと同調
TPS調整、やっと出来ました。
ここまで来るのに色々ありまして…。
TPS電圧測定についてですが、解決しました。結論ですがマニュアルが間違っていた!という事です。
AB間ではなくAC間の測定という事でした。
海外のフォーラムで随分前に指摘されてました。
加えて、アイドルストップスクリューは左側にしかないと思い込んでました。右側にもあるとは思わなかった…。
ところが、左右のスクリュー全戻でも数値がおかしいのでもう少し調べるとアイドルアップ、つまりチョークをキャンセルする事とあり、処置してやっと期待の値が出た次第。
ここまでが長かった…。
その後、トライを繰り返しているうちに夏は過ぎた、と…。
アイドル付近はエアスクリューで、3000rpm以上はスロットルの十字ノブで調整、という事を理解してどうにか同調は取れた感じです。
(多分…。)
ちなみにエアスクリュの戻しは規定の1回転ではなく1/2か3/8 戻しが具合が良いですね。
ただ、気になるのはパーシャルで車の流れに乗ってパーシャルを保つと「クシャミ」が出るのが気になります。それを誤魔化すためにエア絞っているのですが…。
海外のフォーラムではTPSの劣化という事が言われてますが今後の課題ですね。
とりあえず、時間かかりましたがお陰様で処置できました。
ありがとうございました。
2022-09-25 19:51 nabekoshi URL 編集
Re: 吸気温について
わかる範囲で回答しますね。
前提条件として計測開始時の外気温、このグラフによりますと20℃強くらいになっていますが、暖気前のエンジンスタートからの計測という事でよろしいでしょうか?
その通りです。
又計測時間が30分で終わっています一時間後の吸気温は40℃で横ばいになりますか?
一定時間後、とのことですが、例えば後30分アイドリングを続けていればこの日の条件であれば40℃~50℃の温度で一定になった結果が得られていた気がします。
これ以上のアイドリングはエンジンにもよくないし、あまり意味がないと判断して30分までで終わらせたと記憶しています。
実際は真夏の渋滞路で30分、1時間と運転を続けたら吸気温度はさらに高くなると思います。
これは単純に周囲温度と発熱と放熱のバランスで決まる温度に落ち着くのでしょうね。
わかる範囲で書きましたが、レポートの材料になるものかは?です。
何しろシロートのママゴトです。
エビデンスもクソもないので教授に全力で否定される気もしますが、大丈夫ですかw
その辺りは様子を見ながらご自身で判断してくださいね。
頑張ってください。
2022-08-29 22:00 さばお URL 編集
吸気温について
2022-08-28 08:43 jams URL 編集
Re: No title
早速トライしたら早速トラブルってことですね
電気関係はだいたいそんなパターンが多いですよねw。
普通にエンジン掛かって走れるならTPSは生きている気がします。
TPS側のA/B間の抵抗値を測ってみたらどうでしょうか?
TPSといっても単なる可変抵抗なので何Ωかの抵抗値があるはずです。
バタフライバルブを動かすして抵抗値が変わればまずTPSは大丈夫じゃないですかね?
OKだったら次はハーネスがちゃんとつながっているか(内部で断線などしていないか)?だと思います。
のんびりやるのがよろしいかと思います。
2020-07-20 23:48 さばお URL 編集
No title
先日トライしてみましたが初っ端から問題が…。
ダミーハーネス?接続してテスターで測定したところ「0mv」…。
AとBの端子の極性も確認したし、それ以外特に難しいことは無いはずなのに何度やり直しても結果は変わらず。ひょっとしてTPS本体が死亡かもと案じてます。バタフライ動かしてもピクリとも反応しないし。何かコツみたいなものあるんですかね?
2020-07-17 23:31 nabekoshi URL 編集
Re: No title
コメントありがとうございます。
確かに長文でした(笑)
だいたいの手順は理解されているようなので後は実際に試してみればよいと思います。
同調調整が上手くいくとアイドリング近辺がスムーズになって結構乗りやすくなりますよ。
是非、トライしてみてください!
2020-07-13 19:51 さばお URL 編集
No title
nabekoshiです。直メールの件ではお騒がせしました^^;
長文なのでコメ欄に迷惑かかるかなと思いまして…。
御回答ありがとうございました。参考になります。Guzziの1100系のinjでここまで考察しているところは中々ないので非常に助かります。
休日に実践してみます。結果は後日連絡いたします。
改めて、ありがとうございました(^ ^)
2020-07-09 18:00 nabekoshi URL 編集