晩秋の房総半島でキャンプ
我が社には長く勤めていると休んでリフレッシュしなさいと休暇をくれる制度があります。
今年がそのタイミングで4月からいつ休もうかと思案をしていたのだが、会社の都合と家の用事とタイミングが合わず取れずじまいでした。
結局年度末までの予定を考えて11月の2週目に休むことにしました。
本当は子供の学校の休みに合わせられれば良かったのですが仕方ありません。
まあ、しょうがないよねってことで11月11日の月曜日からお一人様一泊でキャンプをしてきました。
出発当日、朝、起きるとまさかの雨…
前日までさんざん天気予報を見ながら決めた日程で、雨はギリギリ回避できるはずだったのだが…
仕方がないので雨が止むまで待って10時過ぎに出発しました。
目的地は暖かそうな場所という事で千葉県のオレンジ村オートキャンプ場というところに決めてありました。
http://www.awa.or.jp/home/nomiya/kyanpujyou.htm
昼前に到着して昼飯作りながら設営してまったりするつもりだったのですが、いきなり計画変更ですw
事前にナビで調べると、常磐道~外環~京葉道~館山道で3時間20分、オール下道では4時間30分程のようです。
特に予定がある訳でもないので、下道でのんびり行くつもりでした。
途中、やっぱり高速が良かったと後悔しながら走ってようやくキャンプ場に着いたのが14:00過ぎ。
完全に房総半島の広さをナメてかかってましたね。途中昼飯を食べたとは言え、6時間もかかってしまいました。
さっそく設営を始めるとなぜか雨が…
天気予報ではこの辺りの降水確率は0%だったはずなのに…
すぐに止むことを祈りながらとりあえずテントを張ります。
設営が終わるたころには雨も止み、買い出しに出ることにしました。
ところがエンジン掛けて走り出した瞬間から大粒の雨が降り出しました。
僅か7-8分の距離なのにスーパーにつく頃にはずぶ濡れです。
*******************************
実は、ここ何年かキャンツーをやりたいと思いつつ実行に至らなかったのは理由があるのです。
最後にキャンツーをしたのは15年以上も前の話で、その後ずっとしまい込んでいたテントを確認したことがあるんですよ。
2年位前に。
久方ぶりに見てみるとフライシートもテント本体も加水分解でベッタベタになっていました。
そのままではちょっと使えないレベルでしたが、新品買うのはちょっと躊躇していたのです。
新品を買っても一回キャンプすれば満足しちゃう可能性もあるし、テントを買ったら他のものも色々欲しくなりそうで散財しそうだったのです。
話を戻すとテントの加水分解は皆さん困っている様でネット上でいろいろな対策例が出てきます。
その中でコスト最小で対策出来そうだったのがウレタン樹脂が含まれた床用のワックスを塗ってからアイロン掛けをするというもの。
ダメもとで試してみると、ベタベタだったテントの生地がなんとなくサラサラになってどうにか使えそうな感じになりました。
何とか使えそうな状態まで復活したので、今回キャンツーにチャレンジしたという訳です。
使えそうとは言っても、実際にOKな保証はないわけで降水確率がとっても気になっていました。
*******************************
キャンプ場に戻って、テントの中を点検するとインナーテントの天井にしっかり水がしみていました。
残念なことにフライシートもテント本体もすっかり水を通したという事です。
それなりの労力と時間を投入したワックス塗とアイロン掛けは防水には全く効果が無かったようです。
空はどんよりと曇っており、いつ雨が降り出してもおかしくない天気で、このまま雨になったら雨漏りテントで一晩過ごすことになってしまいます。
それはとても困るので、結局タープをレンタルすることにしました。
管理棟で1000円払ってタープを借りて、張り始めたそばからまたもや雨が降り出します。
いったいどうなっているのやら。
やれやれ…
雨の中、不慣れなタープに四苦八苦しながらようやく完成させた頃にはすっかり夕方になってしまいました。
辺りが暗くなり始めたので、タープの下で火を起こします。

準備万端整って、肉でも焼くかと思った矢先に、それまで小降りだった雨が突然本降りに。
本降りというかかなりガチの雷雨というレベルでザーザー降り出す始末。
おまけに風もビュービュー吹き出していったいどうなっているの?という天気に急変。
タープのガイロープを点検したり、6本あるテントのペグを半分引っこ抜いてタープのペグにクロス打ちして補強したりともう大わらわ。
おまけにタープの生地も防水効果が無くなっていて水が滴ってきたり。
ここまでくると笑うしかないレベルでした。
この嵐、たっぷり20分は続いたと思います。
ホントいつタープが吹き飛ぶか冷や汗ものでした。
まあ、タープが飛んだら飯食えなくなるかなぁと思いつつ、ベーコンやら牛肉やら焼いたり、米炊いたりしてましたけどね。
周りはみな4輪に立派なテントやきれいなタープを積み込んで今どきのオートキャンプを堪能している人々の中で、いい感じのスリルとサバイバル感を堪能することが出来ました。
そんなわけで、晩飯の写真は撮っている余裕がありませんでしたw
最後は雨も止んでようやく静かな夜が訪れました。
これで星でも見られれば良かったのですが、そんなには上手くは行きませんでしたw
ラジコのFMをBGMにコーヒーを啜りながらこの日初めてまったりとくつろいで、適当なところで就寝。
幸いなことにテント内は何とか水浸しにならず寝ることが出来ました。
翌朝はきれいに晴れました。
昨日はあたりを見回す余裕もなかったですが、遠くに海が見えます。
中々良いキャンプ場ですね。

嵐に耐えた非防水仕様のテントとレンタルタープです。

V11は前日の買い出しもあってドロドロになりました。

この後、タープやテントを乾かしながらのんびり朝食をとって、10:00頃に出発。
次の目的地に向かいました。
久し振りのキャンプにしてはかなりハードでしたがそれなりに楽しかったですねぇ。
テントとタープがしっかりしていればもっと快適だったろうし。
今回、テントが微妙な感じだったわけですが、実はシュラフもちょっと心配の種だったのです。
シュラフはモンベルの化繊のシュラフを使っています。
15年くらい前に買った夏用のモノで11月のキャンプで寒くないか、眠ることが出来るのか気になっていました。
モンベルのシュラフには使用温度範囲を示す番号が付与されています。
番号は使用温度の低い方からEXP.、#0、#1、、、、#5、#7となっています。
具体的な温度は寝袋の種類によって変わるけど、自分が持っているのと同じような仕様のモデルだと#5でコンフォート温度10℃/リミット温度5℃、#7で同13℃/10℃という感じです。
コンフォート温度:寒さに対する耐性が低い人がリラックスした体制で寒さを感じることなく眠れる温度
リミット温度 :寒さに対する耐性が高い人が寝袋の中で丸まった状態で寒さを感じることなく睡眠できる温度
自分のシュラフは#6という現在はカタログにはないモデル。
更に、過去このシュラフでキャンプをしたのは7月と8月だけ。
#6は当然の如く、#5と#7の中間ですが、自分が寒さに強いのか弱いのかなどわかるはずもありません。
シュラフの温度仕様が分かっても経験が無いわけで、結局試さないと寒いのかそうでないのかわからないのです。
結局少しくらい寒くても凍死するほど気温が下がることもなかろうという事でトライしたのですが、全く問題なく快適に眠ることが出来ました。
ちなみに、この日の朝の最低気温は11℃、スエットの上下で寝ていました。
自分の使っている道具の性能を把握するのは大事ですね。計画が立てやすくなりました。
これでテントとタープを買えばいつでもキャンツーに行けるようになりました。
とりあえずこんな感じという事で。

にほんブログ村
今年がそのタイミングで4月からいつ休もうかと思案をしていたのだが、会社の都合と家の用事とタイミングが合わず取れずじまいでした。
結局年度末までの予定を考えて11月の2週目に休むことにしました。
本当は子供の学校の休みに合わせられれば良かったのですが仕方ありません。
まあ、しょうがないよねってことで11月11日の月曜日からお一人様一泊でキャンプをしてきました。
出発当日、朝、起きるとまさかの雨…
前日までさんざん天気予報を見ながら決めた日程で、雨はギリギリ回避できるはずだったのだが…
仕方がないので雨が止むまで待って10時過ぎに出発しました。
目的地は暖かそうな場所という事で千葉県のオレンジ村オートキャンプ場というところに決めてありました。
http://www.awa.or.jp/home/nomiya/kyanpujyou.htm
昼前に到着して昼飯作りながら設営してまったりするつもりだったのですが、いきなり計画変更ですw
事前にナビで調べると、常磐道~外環~京葉道~館山道で3時間20分、オール下道では4時間30分程のようです。
特に予定がある訳でもないので、下道でのんびり行くつもりでした。
途中、やっぱり高速が良かったと後悔しながら走ってようやくキャンプ場に着いたのが14:00過ぎ。
完全に房総半島の広さをナメてかかってましたね。途中昼飯を食べたとは言え、6時間もかかってしまいました。
さっそく設営を始めるとなぜか雨が…
天気予報ではこの辺りの降水確率は0%だったはずなのに…
すぐに止むことを祈りながらとりあえずテントを張ります。
設営が終わるたころには雨も止み、買い出しに出ることにしました。
ところがエンジン掛けて走り出した瞬間から大粒の雨が降り出しました。
僅か7-8分の距離なのにスーパーにつく頃にはずぶ濡れです。
*******************************
実は、ここ何年かキャンツーをやりたいと思いつつ実行に至らなかったのは理由があるのです。
最後にキャンツーをしたのは15年以上も前の話で、その後ずっとしまい込んでいたテントを確認したことがあるんですよ。
2年位前に。
久方ぶりに見てみるとフライシートもテント本体も加水分解でベッタベタになっていました。
そのままではちょっと使えないレベルでしたが、新品買うのはちょっと躊躇していたのです。
新品を買っても一回キャンプすれば満足しちゃう可能性もあるし、テントを買ったら他のものも色々欲しくなりそうで散財しそうだったのです。
話を戻すとテントの加水分解は皆さん困っている様でネット上でいろいろな対策例が出てきます。
その中でコスト最小で対策出来そうだったのがウレタン樹脂が含まれた床用のワックスを塗ってからアイロン掛けをするというもの。
ダメもとで試してみると、ベタベタだったテントの生地がなんとなくサラサラになってどうにか使えそうな感じになりました。
何とか使えそうな状態まで復活したので、今回キャンツーにチャレンジしたという訳です。
使えそうとは言っても、実際にOKな保証はないわけで降水確率がとっても気になっていました。
*******************************
キャンプ場に戻って、テントの中を点検するとインナーテントの天井にしっかり水がしみていました。
残念なことにフライシートもテント本体もすっかり水を通したという事です。
それなりの労力と時間を投入したワックス塗とアイロン掛けは防水には全く効果が無かったようです。
空はどんよりと曇っており、いつ雨が降り出してもおかしくない天気で、このまま雨になったら雨漏りテントで一晩過ごすことになってしまいます。
それはとても困るので、結局タープをレンタルすることにしました。
管理棟で1000円払ってタープを借りて、張り始めたそばからまたもや雨が降り出します。
いったいどうなっているのやら。
やれやれ…
雨の中、不慣れなタープに四苦八苦しながらようやく完成させた頃にはすっかり夕方になってしまいました。
辺りが暗くなり始めたので、タープの下で火を起こします。

準備万端整って、肉でも焼くかと思った矢先に、それまで小降りだった雨が突然本降りに。
本降りというかかなりガチの雷雨というレベルでザーザー降り出す始末。
おまけに風もビュービュー吹き出していったいどうなっているの?という天気に急変。
タープのガイロープを点検したり、6本あるテントのペグを半分引っこ抜いてタープのペグにクロス打ちして補強したりともう大わらわ。
おまけにタープの生地も防水効果が無くなっていて水が滴ってきたり。
ここまでくると笑うしかないレベルでした。
この嵐、たっぷり20分は続いたと思います。
ホントいつタープが吹き飛ぶか冷や汗ものでした。
まあ、タープが飛んだら飯食えなくなるかなぁと思いつつ、ベーコンやら牛肉やら焼いたり、米炊いたりしてましたけどね。
周りはみな4輪に立派なテントやきれいなタープを積み込んで今どきのオートキャンプを堪能している人々の中で、いい感じのスリルとサバイバル感を堪能することが出来ました。
そんなわけで、晩飯の写真は撮っている余裕がありませんでしたw
最後は雨も止んでようやく静かな夜が訪れました。
これで星でも見られれば良かったのですが、そんなには上手くは行きませんでしたw
ラジコのFMをBGMにコーヒーを啜りながらこの日初めてまったりとくつろいで、適当なところで就寝。
幸いなことにテント内は何とか水浸しにならず寝ることが出来ました。
翌朝はきれいに晴れました。
昨日はあたりを見回す余裕もなかったですが、遠くに海が見えます。
中々良いキャンプ場ですね。

嵐に耐えた非防水仕様のテントとレンタルタープです。

V11は前日の買い出しもあってドロドロになりました。

この後、タープやテントを乾かしながらのんびり朝食をとって、10:00頃に出発。
次の目的地に向かいました。
久し振りのキャンプにしてはかなりハードでしたがそれなりに楽しかったですねぇ。
テントとタープがしっかりしていればもっと快適だったろうし。
今回、テントが微妙な感じだったわけですが、実はシュラフもちょっと心配の種だったのです。
シュラフはモンベルの化繊のシュラフを使っています。
15年くらい前に買った夏用のモノで11月のキャンプで寒くないか、眠ることが出来るのか気になっていました。
モンベルのシュラフには使用温度範囲を示す番号が付与されています。
番号は使用温度の低い方からEXP.、#0、#1、、、、#5、#7となっています。
具体的な温度は寝袋の種類によって変わるけど、自分が持っているのと同じような仕様のモデルだと#5でコンフォート温度10℃/リミット温度5℃、#7で同13℃/10℃という感じです。
コンフォート温度:寒さに対する耐性が低い人がリラックスした体制で寒さを感じることなく眠れる温度
リミット温度 :寒さに対する耐性が高い人が寝袋の中で丸まった状態で寒さを感じることなく睡眠できる温度
自分のシュラフは#6という現在はカタログにはないモデル。
更に、過去このシュラフでキャンプをしたのは7月と8月だけ。
#6は当然の如く、#5と#7の中間ですが、自分が寒さに強いのか弱いのかなどわかるはずもありません。
シュラフの温度仕様が分かっても経験が無いわけで、結局試さないと寒いのかそうでないのかわからないのです。
結局少しくらい寒くても凍死するほど気温が下がることもなかろうという事でトライしたのですが、全く問題なく快適に眠ることが出来ました。
ちなみに、この日の朝の最低気温は11℃、スエットの上下で寝ていました。
自分の使っている道具の性能を把握するのは大事ですね。計画が立てやすくなりました。
これでテントとタープを買えばいつでもキャンツーに行けるようになりました。
とりあえずこんな感じという事で。

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