KSR 全波整流化 メインハーネス加工
前回のステータコイルの加工に引き続き今回はメインハーネス編です。
全波整流化には兎にも角にも全波整流用のレギュレータが必要です。
昔はホンダの純正品を流用した事例がよく紹介されていましたが今は中華製のものが格安で入手できます。
今回購入したのがこちらです。
たくさん種類がありますが、みな同じに見えますね。
あまり安いのはどうかと思ってちょっと高いのを選びましたがどうなんでしょうか・・・

次はメインハーネスの加工です。
メインハーネスは以前書いた通りヤフオクで購入した中古品をベースに加工をしました。
まずは準備としてハーネステープを全部剥がしてからノリでベタベタの線材をパーツクリーナーできれいにします。
コネクタはいったん端子をハウジングから外して接点復活剤をスプレーして汚れをふき取るとの、ハウジング自体も中性洗剤で洗っておきます。
コネクタは主に250型の4極、6極、9極が使われていますが、ハウジングから端子を外した後はバラバラにならないようにテープで仮止めをしておきます。
そして次が一番大事な工程です。
配線図をコピーして変更箇所を赤ペンで書き込みます。
間違えないように慎重に。

後は修正した回路図に従って配線を繋ぎ変えていきます。
変更内容は↓な感じ。ちなみにYとかBL/Wはサービスマニュアルに記載されている配線色です。
まずは最重要部からです。
1.ステータコイル側のAC出力と全波整流レギュレータのAC入力の接続
ステータコイル4極コネクタのメインハーネス側でY線とBL/W線を切断。
切った線のステータコイル側の線がAC出力なので、と全波整流レギュレータのAC入力線を繋ぎます。
極性は無いのでY、BL/Wとレギュレータ側の黄色、ピンク線のどちらにつないでもOK。
2.レクチファイヤと配線の撤去
BL/W線の反対側をたどるとレクチファイヤにつながっているので、レクチファイヤごと撤去。
レクチファイヤの反対側のW線はバッテリの+12Vにつながっているのでいらない部分を撤去します。
3.レギュレータの撤去
Y線の反対側は純正のレギュレータと左ハンドルスイッチのコネクタにつながっています。
純正のレギュレータは不要になるので撤去です。
グレーの部品がレギュレータで黒の部品がレクチファイヤ。

4.Y線の処理
左ハンドルスイッチのコネクタのY線にはキーオンで+12Vとなる線を繋げはOK。
BR線をつなげばOKなんだけど、今回はリレーを使用しました。
BR線をリレーの制御線に接続し、リレーの入力はバッテリの+12Vを10Aのヒューズを介して接続し、出力をY線に接続。
キーオンでバッテリの+12Vからリレーを経由してヘッドライトとテールランプ、メータ照明に電力を供給する構成にしました。
5.全波整流レギュレータの出力線の接続
全波整流レギュレータの赤線(+12V)と緑線(GND)をバッテリの+、-に接続。
全波整流レギュレータの実装位置の近くで緑線を適当に車体にアースしてもいいのですが、ちゃんとバッテリの-端子直でつないだ方が良いです。まあ、基本と言えば基本ですけど。
6.車体アースの処理
バッテリの-を車体にアース。
7.ヒューズホルダ/ヒューズの交換
バッテリの+12Vラインのヒューズはあまりにみすぼらしかったので交換。

5個で999円のヒューズホルダーに変更。ガラス管ヒューズからブレード型のヒューズにしました。
ちなみにライトの電源にも入れました。

8.水温警告灯スイッチの配線の処理
水温警告灯のスイッチは水温センサーに変更しています。
不要になったY/WとBK/Yの線を撤去。
9.オイルレベルセンサの配線の処理
混合給油化により使用していないオイルレベルセンサの配線も撤去。
BK/RとBK/YとLGの3本になります。LGはニュートラルランプ~ニュートラススイッチの線は残しておきます。
変更点はこんな感じです。
配線の繋ぎ替えと並行してハーネスにまとめる作業も進めていきます。
線材の長さは現物合わせなので慎重に調整をしながらの作業になったので時間がかかってしまいました。
こんな感じで保護チューブに通してから端子を取り付けて、コネクタのハウジングに嵌めていきます。
写真の真ん中あたりのBL/W線とY線がステータコイルからのACラインで、赤い線が全波整流レギュレータの+12V、黒い線がGNDで反対側がバッテリにつながります。


不要になって撤去した配線です。

ハーネス加工が終わったので車体への取付に移ります。
全波整流レギュレータは元のレギュレータが取り付けられていたボルト穴を使って取り付けました。
ボルト一本止めなので最終的には何か対策が必要な気がします。
もともとオイルタンクがある場所なので、ノーマルの分離給油のままの場合はこの場所は使えないと思いますが、まあ、ノーマルに戻すこともないと思いますので、気にしないことにします。

最後に今回のもう一つの目玉であるライトユニットの交換です。
DMR Japanというところから発売されているライトユニットを購入しました。
オリジナルのライトは寸法的にNSR50/80と近いらしく、NSRにもKSRにも使えるという商品です。
25年前のライトユニットは流石にちょっとくたびれてますね。





取付は問題なくできました。
ヘッドライトバルブはLEDではなくハロゲンなのですが、とりあえずはこれでしばらく走ってみるつもりです。
昭和感のあるフロント周りが平成中期くらいの感じになりましたかね。


最後にメインハーネスに繋げるためのハーネスを作っておしまい。

車体への取付、固定が終わってからテスターで+12VとGNDがショートしていないことを確認。
メインキーをオンしたらヒューズが飛ぶわけでもなく一発OK。
見事に全ての電装品が正常に動作しました。
もちろん、エンジンも始動OKで目出度し目出度し。
その後、夜も走っていますがいい感じです。
とりあえずこんな感じという事で。

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全波整流化には兎にも角にも全波整流用のレギュレータが必要です。
昔はホンダの純正品を流用した事例がよく紹介されていましたが今は中華製のものが格安で入手できます。
今回購入したのがこちらです。
たくさん種類がありますが、みな同じに見えますね。
あまり安いのはどうかと思ってちょっと高いのを選びましたがどうなんでしょうか・・・

次はメインハーネスの加工です。
メインハーネスは以前書いた通りヤフオクで購入した中古品をベースに加工をしました。
まずは準備としてハーネステープを全部剥がしてからノリでベタベタの線材をパーツクリーナーできれいにします。
コネクタはいったん端子をハウジングから外して接点復活剤をスプレーして汚れをふき取るとの、ハウジング自体も中性洗剤で洗っておきます。
コネクタは主に250型の4極、6極、9極が使われていますが、ハウジングから端子を外した後はバラバラにならないようにテープで仮止めをしておきます。
そして次が一番大事な工程です。
配線図をコピーして変更箇所を赤ペンで書き込みます。
間違えないように慎重に。

後は修正した回路図に従って配線を繋ぎ変えていきます。
変更内容は↓な感じ。ちなみにYとかBL/Wはサービスマニュアルに記載されている配線色です。
まずは最重要部からです。
1.ステータコイル側のAC出力と全波整流レギュレータのAC入力の接続
ステータコイル4極コネクタのメインハーネス側でY線とBL/W線を切断。
切った線のステータコイル側の線がAC出力なので、と全波整流レギュレータのAC入力線を繋ぎます。
極性は無いのでY、BL/Wとレギュレータ側の黄色、ピンク線のどちらにつないでもOK。
2.レクチファイヤと配線の撤去
BL/W線の反対側をたどるとレクチファイヤにつながっているので、レクチファイヤごと撤去。
レクチファイヤの反対側のW線はバッテリの+12Vにつながっているのでいらない部分を撤去します。
3.レギュレータの撤去
Y線の反対側は純正のレギュレータと左ハンドルスイッチのコネクタにつながっています。
純正のレギュレータは不要になるので撤去です。
グレーの部品がレギュレータで黒の部品がレクチファイヤ。

4.Y線の処理
左ハンドルスイッチのコネクタのY線にはキーオンで+12Vとなる線を繋げはOK。
BR線をつなげばOKなんだけど、今回はリレーを使用しました。
BR線をリレーの制御線に接続し、リレーの入力はバッテリの+12Vを10Aのヒューズを介して接続し、出力をY線に接続。
キーオンでバッテリの+12Vからリレーを経由してヘッドライトとテールランプ、メータ照明に電力を供給する構成にしました。
5.全波整流レギュレータの出力線の接続
全波整流レギュレータの赤線(+12V)と緑線(GND)をバッテリの+、-に接続。
全波整流レギュレータの実装位置の近くで緑線を適当に車体にアースしてもいいのですが、ちゃんとバッテリの-端子直でつないだ方が良いです。まあ、基本と言えば基本ですけど。
6.車体アースの処理
バッテリの-を車体にアース。
7.ヒューズホルダ/ヒューズの交換
バッテリの+12Vラインのヒューズはあまりにみすぼらしかったので交換。

5個で999円のヒューズホルダーに変更。ガラス管ヒューズからブレード型のヒューズにしました。
ちなみにライトの電源にも入れました。

8.水温警告灯スイッチの配線の処理
水温警告灯のスイッチは水温センサーに変更しています。
不要になったY/WとBK/Yの線を撤去。
9.オイルレベルセンサの配線の処理
混合給油化により使用していないオイルレベルセンサの配線も撤去。
BK/RとBK/YとLGの3本になります。LGはニュートラルランプ~ニュートラススイッチの線は残しておきます。
変更点はこんな感じです。
配線の繋ぎ替えと並行してハーネスにまとめる作業も進めていきます。
線材の長さは現物合わせなので慎重に調整をしながらの作業になったので時間がかかってしまいました。
こんな感じで保護チューブに通してから端子を取り付けて、コネクタのハウジングに嵌めていきます。
写真の真ん中あたりのBL/W線とY線がステータコイルからのACラインで、赤い線が全波整流レギュレータの+12V、黒い線がGNDで反対側がバッテリにつながります。


不要になって撤去した配線です。

ハーネス加工が終わったので車体への取付に移ります。
全波整流レギュレータは元のレギュレータが取り付けられていたボルト穴を使って取り付けました。
ボルト一本止めなので最終的には何か対策が必要な気がします。
もともとオイルタンクがある場所なので、ノーマルの分離給油のままの場合はこの場所は使えないと思いますが、まあ、ノーマルに戻すこともないと思いますので、気にしないことにします。

最後に今回のもう一つの目玉であるライトユニットの交換です。
DMR Japanというところから発売されているライトユニットを購入しました。
オリジナルのライトは寸法的にNSR50/80と近いらしく、NSRにもKSRにも使えるという商品です。
ウェビック1号店
25年前のライトユニットは流石にちょっとくたびれてますね。





取付は問題なくできました。
ヘッドライトバルブはLEDではなくハロゲンなのですが、とりあえずはこれでしばらく走ってみるつもりです。
昭和感のあるフロント周りが平成中期くらいの感じになりましたかね。


最後にメインハーネスに繋げるためのハーネスを作っておしまい。

車体への取付、固定が終わってからテスターで+12VとGNDがショートしていないことを確認。
メインキーをオンしたらヒューズが飛ぶわけでもなく一発OK。
見事に全ての電装品が正常に動作しました。
もちろん、エンジンも始動OKで目出度し目出度し。
その後、夜も走っていますがいい感じです。
とりあえずこんな感じという事で。

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