Motoguzzi Quota試乗とV11のサスペンションセッティングの再考
どーもです。
前回のエントリーとは時間が前後しますが、GW中の話題をひとつアップします。
GWの最終日にちょっとした用事が出来まして、最終日前日に自宅から別宅に戻りました。
その時、途中で寄り道をして土浦のNOBHILL MOTOR CAFEに行ってきました。
ここにはMotogzziの希少種のQuotaが2台棲息しています。
以前KSRで行ったことがあって、今度はV11で来てよってことになっていました。
常磐道を桜土浦ICで降りるとすぐです。

16:00過ぎでしたかね?お店に着いたらオーナーの方が出てきてくれて、さっそくQuotaを出してくれました。
これが2台あるうちの1台のQuotaです。

オーナーさんからQuotaに乗ってみてというありがたい申し出があり、折角なので乗せてもらうことにしました。
そもそも最近他人様のバイクに乗るなんてほぼ皆無だし、ましてやそれが同じV11系のエンジンで違う車体となると興味深々です。
試乗の前に店内でバーガーを注文、頂きました。

美味しかったです。
量もガッツリあって食べ応えあります。この日は昼飯が遅かったのでもうお腹いっぱい(笑)。
バーガー食べてる間にQuotaの暖機も済んで試乗の準備完了。
ついでと言ってはなんですが、自分のV11も乗ってもらうことにしました。
どんな印象かこちらも興味あります。
カルくその辺を一周ということで先導してもらいましたが、夕暮れ時の農道をそこそこの勢いで走っていきます。
ちょっとビビりながらアクセル開けて追走します。
農道と住宅地を組み合わせたコースをぐるっと回って試乗終了。お店に戻ってバイク談義です。
オーナーさんには↓のような事を行ったような気がします。
■個人的なQuotaの感想
1.全体的にはなじみのあるエンジンに初めてのポジションで不思議な感じ。
でも違和感なく普通に乗れました。
2.ポジションは楽ちんで見晴らしも最高。
ハンドルの絞りとたれ角はちょっと自分には合いませんでしたが、これは単に慣れか、体格とか好みの問題でしょう。
3.エンジンはV11のエンジンの印象ほぼそのまままですね。
たまたまレオビンチのサイレンサーがついていて音まで似た感じでした。
ミッションのタッチは僕の6速ミッションよりもいいと感じました。
ストロークも長いかもしれません。
スロットルのON/OFF時の反応とあっていて操作しやすい感じでした。
4.フロントタイヤは21インチらしいのですが、ハンドリングとかよくわからず(笑)
そもそもこういったデュアルパーパス?アドベンチャー系のバイクは乗ったことが無かったので比較も何もできませんでした。
ただ、初めに書いた通り違和感は全くなし。普通に乗れます。
5.印象的だったのがサスペンションで動いている感じがよくわかります。路面の段差を上手く吸収している感じです。
フロントは純正から何やら仕様変更しているようで、リアはナイトロンのサスになっていました。
スロットルON/OFF時のピッチングが自然で前後のサスがバランスよく、いいタイミングで動いている感じがしました。
兎に角、サスペンションが印象的でした。
ちなみにV11の感想はQuotaに比べるとV11はフロントから曲がっていくと言っていました。
それはそうかもしれませんが、このQuotaに乗ってみるともう少しサスが動く設定の方がいいのかと思ってしまいました。
そんな訳で、前回エントリのツーリングの翌日にサスセッティングでも見直すかってことで少し走ってみたらこんなことに。

パンクでした…
リアタイヤに5㎝程のサビた釘が刺さっていました。
修理をしてもらって、この日は終了。

そして、この前の土曜日に改めて仕切り直しをしました。
サスセッティングってこれまでちょっと触ってはしばらく間があいてって感じでなかなかまとめられなかったんですよね。
結局、お金払ったGMDのセッティングから大きく変えずに来ていました。
今回は初心に戻ってガチでやります。
誓ってやり遂げますw
■現在のセッティング
フロントはプリロードと伸圧の減衰は昔GMD横浜でセッティングしてもらった設定そのまま。
突き出し量は試行錯誤の結果、今の設定になっています。
リアはGMDの設定から伸圧とも弱めてあります。
そこからリアキャリアを取り付けた時点でプリロードを2㎜増やしていました。
★フロント
突出し量 : +6mm(ノーマルから6㎜突き出し)
プリロード : 最弱から10回転締め
伸側ダンパー : 最強から8クリック戻し
圧側ダンパー : 最強から12クリック戻し
★リア
スプリングセット長 : 145㎜(プリロード15㎜)
伸側ダンパー : 最強から8クリック戻し
圧側ダンパー : 最強から13クリック戻し
■ここからテストの話
テストはプリロードを固定してフロント、リアの伸、圧減衰を何パターンか変えて感触を確かめました。
もちろん、試乗コースも固定します。
別宅の近所をグルっと回る一周10分程のコースを設定しました。
住宅街の路地の右左折とちょっと広い道路で50㎞/hまで加速する場所なんかを組合せてみました。
■テストパターン1
まずはフロント、リアの伸圧減衰をそれぞれ最強/最弱にする8パターンからトライ。
全部の結果を書いても仕方ないので、傾向的なものを書き残しておきます。
まず、F/R/伸/圧とも減衰を最強にした時は、現状のとの差は小さい印象です。
減衰を最弱にした方が変化が分かりやすかったですね。
現状が減衰強めの設定になっている為でしょうか。
意外だったのがフロントの圧側減衰を最弱にした時です。
フロントタイヤの舵角の付き方が大きくて、かつ動きが滑らかで自然な感じがしました。
理由は理解できませんが…
■テストパターン2
さらに↓の4種類を試しました。
①フロント伸/圧 最弱 + リア伸/圧 最弱
②フロント伸/圧 最強 + リア伸/圧 最強
③フロント伸/圧 最強 + リア伸/圧 最弱
④フロント伸/圧 最弱 + リア伸/圧 最強
当日のメモにはこんなことが。
① : FもRもポヨンポヨン。乗り心地は最高。
② : ガッチガチ。ロール方向の動きは重くはないが、ステアリングは切れない。
ギャップではねる。吸収しない。
③ : 比較的自然な感じ。ギャップ通過時とスロットルオン時にリアの動きがよくわかる。
④ : 乗り心地悪い。スロットルオン時のリアの感覚よくわからない。
結果としてはやっぱり減衰を弱める方向で進めてみたい感じかな。
これまで、ブレーキング時のノーズダイブと狙ったバンク角に収まるまでの舵角の付き方に着目して設定を決めていました。
比較的路面状況の良い場面では狙った感じになっている気もしますが、荒れた路面では自由度が少ないのかも。
ギャップの追従性を上げるためには前後の減衰を抜く方向になると思います。
当然、ピッチングモーションも大きくなり更にリアの動的な車高が高くなる感じがするので、この辺りのバランスを探ることになるかな。
とりあえず、次回はリアの伸減衰とフロントの圧減衰を抜く方向で調整をしてみようかと。
とりあえずこんな感じということで。
前回のエントリーとは時間が前後しますが、GW中の話題をひとつアップします。
GWの最終日にちょっとした用事が出来まして、最終日前日に自宅から別宅に戻りました。
その時、途中で寄り道をして土浦のNOBHILL MOTOR CAFEに行ってきました。
ここにはMotogzziの希少種のQuotaが2台棲息しています。
以前KSRで行ったことがあって、今度はV11で来てよってことになっていました。
常磐道を桜土浦ICで降りるとすぐです。

16:00過ぎでしたかね?お店に着いたらオーナーの方が出てきてくれて、さっそくQuotaを出してくれました。
これが2台あるうちの1台のQuotaです。

オーナーさんからQuotaに乗ってみてというありがたい申し出があり、折角なので乗せてもらうことにしました。
そもそも最近他人様のバイクに乗るなんてほぼ皆無だし、ましてやそれが同じV11系のエンジンで違う車体となると興味深々です。
試乗の前に店内でバーガーを注文、頂きました。

美味しかったです。
量もガッツリあって食べ応えあります。この日は昼飯が遅かったのでもうお腹いっぱい(笑)。
バーガー食べてる間にQuotaの暖機も済んで試乗の準備完了。
ついでと言ってはなんですが、自分のV11も乗ってもらうことにしました。
どんな印象かこちらも興味あります。
カルくその辺を一周ということで先導してもらいましたが、夕暮れ時の農道をそこそこの勢いで走っていきます。
ちょっとビビりながらアクセル開けて追走します。
農道と住宅地を組み合わせたコースをぐるっと回って試乗終了。お店に戻ってバイク談義です。
オーナーさんには↓のような事を行ったような気がします。
■個人的なQuotaの感想
1.全体的にはなじみのあるエンジンに初めてのポジションで不思議な感じ。
でも違和感なく普通に乗れました。
2.ポジションは楽ちんで見晴らしも最高。
ハンドルの絞りとたれ角はちょっと自分には合いませんでしたが、これは単に慣れか、体格とか好みの問題でしょう。
3.エンジンはV11のエンジンの印象ほぼそのまままですね。
たまたまレオビンチのサイレンサーがついていて音まで似た感じでした。
ミッションのタッチは僕の6速ミッションよりもいいと感じました。
ストロークも長いかもしれません。
スロットルのON/OFF時の反応とあっていて操作しやすい感じでした。
4.フロントタイヤは21インチらしいのですが、ハンドリングとかよくわからず(笑)
そもそもこういったデュアルパーパス?アドベンチャー系のバイクは乗ったことが無かったので比較も何もできませんでした。
ただ、初めに書いた通り違和感は全くなし。普通に乗れます。
5.印象的だったのがサスペンションで動いている感じがよくわかります。路面の段差を上手く吸収している感じです。
フロントは純正から何やら仕様変更しているようで、リアはナイトロンのサスになっていました。
スロットルON/OFF時のピッチングが自然で前後のサスがバランスよく、いいタイミングで動いている感じがしました。
兎に角、サスペンションが印象的でした。
ちなみにV11の感想はQuotaに比べるとV11はフロントから曲がっていくと言っていました。
それはそうかもしれませんが、このQuotaに乗ってみるともう少しサスが動く設定の方がいいのかと思ってしまいました。
そんな訳で、前回エントリのツーリングの翌日にサスセッティングでも見直すかってことで少し走ってみたらこんなことに。

パンクでした…
リアタイヤに5㎝程のサビた釘が刺さっていました。
修理をしてもらって、この日は終了。

そして、この前の土曜日に改めて仕切り直しをしました。
サスセッティングってこれまでちょっと触ってはしばらく間があいてって感じでなかなかまとめられなかったんですよね。
結局、お金払ったGMDのセッティングから大きく変えずに来ていました。
今回は初心に戻ってガチでやります。
誓ってやり遂げますw
■現在のセッティング
フロントはプリロードと伸圧の減衰は昔GMD横浜でセッティングしてもらった設定そのまま。
突き出し量は試行錯誤の結果、今の設定になっています。
リアはGMDの設定から伸圧とも弱めてあります。
そこからリアキャリアを取り付けた時点でプリロードを2㎜増やしていました。
★フロント
突出し量 : +6mm(ノーマルから6㎜突き出し)
プリロード : 最弱から10回転締め
伸側ダンパー : 最強から8クリック戻し
圧側ダンパー : 最強から12クリック戻し
★リア
スプリングセット長 : 145㎜(プリロード15㎜)
伸側ダンパー : 最強から8クリック戻し
圧側ダンパー : 最強から13クリック戻し
■ここからテストの話
テストはプリロードを固定してフロント、リアの伸、圧減衰を何パターンか変えて感触を確かめました。
もちろん、試乗コースも固定します。
別宅の近所をグルっと回る一周10分程のコースを設定しました。
住宅街の路地の右左折とちょっと広い道路で50㎞/hまで加速する場所なんかを組合せてみました。
■テストパターン1
まずはフロント、リアの伸圧減衰をそれぞれ最強/最弱にする8パターンからトライ。
全部の結果を書いても仕方ないので、傾向的なものを書き残しておきます。
まず、F/R/伸/圧とも減衰を最強にした時は、現状のとの差は小さい印象です。
減衰を最弱にした方が変化が分かりやすかったですね。
現状が減衰強めの設定になっている為でしょうか。
意外だったのがフロントの圧側減衰を最弱にした時です。
フロントタイヤの舵角の付き方が大きくて、かつ動きが滑らかで自然な感じがしました。
理由は理解できませんが…
■テストパターン2
さらに↓の4種類を試しました。
①フロント伸/圧 最弱 + リア伸/圧 最弱
②フロント伸/圧 最強 + リア伸/圧 最強
③フロント伸/圧 最強 + リア伸/圧 最弱
④フロント伸/圧 最弱 + リア伸/圧 最強
当日のメモにはこんなことが。
① : FもRもポヨンポヨン。乗り心地は最高。
② : ガッチガチ。ロール方向の動きは重くはないが、ステアリングは切れない。
ギャップではねる。吸収しない。
③ : 比較的自然な感じ。ギャップ通過時とスロットルオン時にリアの動きがよくわかる。
④ : 乗り心地悪い。スロットルオン時のリアの感覚よくわからない。
結果としてはやっぱり減衰を弱める方向で進めてみたい感じかな。
これまで、ブレーキング時のノーズダイブと狙ったバンク角に収まるまでの舵角の付き方に着目して設定を決めていました。
比較的路面状況の良い場面では狙った感じになっている気もしますが、荒れた路面では自由度が少ないのかも。
ギャップの追従性を上げるためには前後の減衰を抜く方向になると思います。
当然、ピッチングモーションも大きくなり更にリアの動的な車高が高くなる感じがするので、この辺りのバランスを探ることになるかな。
とりあえず、次回はリアの伸減衰とフロントの圧減衰を抜く方向で調整をしてみようかと。
とりあえずこんな感じということで。
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