KSR 電タコプロジェクト&メンテ完了
実は今回の作業は11月中旬から始めたのですが、その間ずっと不動状態でした。
先日の3連休でようやく動かせる状態まで組みあがり、月曜日からKSR通勤再開しています。
今回の作業はかつてないほど多岐にわたりました。
一応、備志録として記録を残しておきます。
【主な作業】
■メンテナンス
・腰上メンテナンス
シリンダーヘッドカーボン落とし、ピストン、ピストンリング、ピストンピン&クリップ、小端ベアリング交換
・シリンダ&シリンダヘッド塗装
・リードバルブ清掃&点検
・ラジエター&冷却水通路/ホース清掃
・チャンバー錆落とし、塗装
■バージョンアップ
・クラッチ部品変更
SUS441製 強化バックホイール、アルミプレッシャープレート組み込み
KX用クラッチスプリングへ交換(赤:3本、黄:3本)
・エキゾーストテーパーリング投入
・混合給油化
オイルタンク、オイルポンプ駆動ピン撤去等
・メーター変更
スピードメータ変更、水温計追加
以下、大まかな作業内容です。
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約20000km走行のヘッドとピストンのカーボン。思ったより少ないです。
ピストン側面。ガスの吹き抜けはほとんどなかったみたいですね。
吸気側の側面は少しスジが入っています。
桜ピストン。散る前にART製に交換です。
ピンボケですが、クロスハッチは消滅寸前といった感じです。限界な気もしましたが、続投。
チャンバー耐熱塗料乾燥中の図。
チャンバーは23日の祝日にサンダーにカップブラシをつけて錆を落としておきました。
24日のクリスマスイブの日の出直後に塗装しました。撮影は7時前。朝食の前に2度目の塗装まで完了させました。
今回最も苦労したのがオイルポンプ駆動ピンの撤去です。
正確にはプライマリギアナットの取り外しです。
ハンドツールではビクともせずに、DC12Vの充電式インパクトレンチでトライ。
絶対の自信を持ってトリガーを引くも、全く歯が立たず、玉砕。微動だにせず、と言った感じでした。
結局Amazonでエアインパクトレンチを購入。ソケットと合わせて19000円なり… はぁ…
写真は既にプライマリギアナット外れています。
サンタさんが届けてくれました。有料ですけど。
問題のナットです。体感では1000Nmくらいで締まってる感じでした。
オイルポンプ駆動ピン。これで1馬力アップ!!
オイルポンプの処理はこんな感じ。インマニ側はM6のボルトを使って密封しました。
クラッチスプリング。一番左はこれまで使っていたボルトンの強化スプリング。
今回はKX用の黄色3本、赤3本を試します。
ハウジングは流石に打痕あり。可能な範囲でならしておきました。
強化バックホイール。確かにノーマルと比べると強度がありそうです。
アルミプレッシャープレート。こちらはノーマルに対し、軽量な事が利点みたいです。
クラッチ組んで、チャンバーも取り付け。
チャンバー/シリンダ間にはエキゾーストテーパーリングも入れました。
今回はMOTULのミッション専用オイルを投入。これまではカワサキ純正エンジンオイル。
差があるんでしょうかね?
最後に別で組み立ておいたメーターを取り付けて、一応完成。
予定ではもう少しカッコ良くなるはずだったんですけど…
なんだかすっきりしなくて、気に入らない…
MOTULの2stオイルで混合ガス作って、エンジン始動しました。
混合比はちょっと濃い目の40:1です。慣らし中は濃い目で行きます。
という感じで何とか走れるところまでこぎつけました。
メンテ/改造の効果はまだよくわかりませんが、取り敢えずエンジンは静かになりましたね。
シリンダー辺りから聞こえていたカタカタ音が消えた気がします。
月曜からの通勤では4000回転くらいまでに抑えていますが、それなりにトルクが復活している気がします。
通勤路にある上り坂で一定のスロットル開度で走っていても、回転の低下があまり感じられません。
2~300kmくらいは慣らしをしましょう。
早く全開にしたいですね~。
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