V11 純正ECUセッティング変更への道

    どうもこんにちは。


    このところKSRの話題が続いてV11がちっとも登場していませんが、トラブっているわけではありません。
    今年は新型コロナウイルスの大流行の関係で自宅~別宅の移動も公共の交通機関ではなくV11を使っています。
    普段の年であれば寒い日が多い3月いっぱいまでは電車で移動しているんですけどね。
    暖冬ということもありますが、電熱ベストのおかげで快適に走れています。
    グローブは相変わらず3シーズンのモノで何とか耐えていますw

    そんな中でMarelliの純正ECUのリセッティングに向けた調査とトライアルが少しずつだけど進んでいますよ。
    と、言うか今現在、一応ECUのデータを書き換えることが出来るようになりました。
    この辺りで一度記録に残しておこうと思います。


    さて。
    話を始めるにあたってまずはGuzziDiagの説明からします。
    GzziDiagのページはここ

    最初にGuzziDiagの情報を見つけたのは、このブログで何度も書いているv11LeMans.comというウエブサイトでた。
    Forumsという掲示板(かな?)の中でV11についていろいろな情報のやり取りがされていて、そこで見つけました。

    GuzziDiagが何かというと、これ自体はPC上で動くソフトウエアの名前です。
    このソフトウエアをインストールしたPCとPC~MarelliのECUを繋ぐケーブルでいわゆるECUの診断機(=ダイアグノーシス)を構成します。
    V11のサービスマニュアルにはアプリリアのロゴが入ったダイアグノーシスの写真が掲載されていますよね。
    あれです。
    PCとECUを接続することでエンジン回転数、スロットル開度、吸気温度、エンジン温度などの情報を表示でできるようになります。
    GuzziDiagの内容はこんな感じですかね。
    プログラムをダウンロードして、ECUを選んで接続をするとこんな感じになります。
    gd.png

    画像を縮小したので見栄えが悪いですがTPSの電圧、回転数なんかが読めているのがわかるかと。

    実際の接続の様子はこんな感じ。
    IMG_20200229_153539.jpg

    と、さらっと書いていますが、バイクとPCを接続するまでが大変でした。
    ケーブルを調べて購入、接続するだけと思ったのですが、ケーブルが到着してから接続できるまで3カ月近くかかっています。
    トラップが3つほど仕込まれていまして、その原因究明に手間取ってしまいました。
    兎に角、今は何とかバイクとPCを接続できるようになっています。
    このケーブルと接続についてはおいおい記事にしたいと思います。


    さてさて。
    ここまでの話だけでも相当凄いと思いますが、更に驚きなのがECUのフラッシュメモリ(たぶん)とE2PROMを読み書きするツールまで作って公開してくれていることです。
    それもWindows、Mac OS、Linuxとフルサポートな感じ。凄すぎ。
    どんな人が開発しているのかわかりませんがホント素晴らしい。有難いことです。
    そしてこの記事を書いている2020年の3月時点も活動は続いて時々更新されているようです。
    ちなみにフリーで使えるのですが、開発者に寄付することが出来ます。
    個人的な考えですが使わせてもらうならぜひ協力すべきですね。


    次回以降のネタフリとしてこの純正ECUの書き換えのツールについてもう少し書いておきます。
    当たり前だけどMotoguzziも時代、機種によって使用するECUが変わっています。
    公開されているツールは複数のECUに対応しているのだけれども、現時点で対応しているECUは↓の感じのようです。

    ①IAW15系
     (1)IAW15M … O2センサ/キャタライザのないV11がこれ クオータもこちららしい
     (2)IAW15P … ?なんでしょう?真面目に調べてないので不明
     (3)IAW15RC… O2センサ/キャタライザありの機種用でV11ではRossocorsa、Nerocorsa、カリフォルニアが該当
               初期のV7も使用
    ②IAW5AM/59M
    ③IAWMIUG3
    ④IAW 7 SMR

    当然、ワタシのV11は①の(1)となります。
    ラベルが汚くなっていて読みにくいですが、確かにIAW15RCとCATの文字があります。
    IMG_20200119_145757.jpg

    ちなみにC9はECUのバージョンらしく、ワタシのはIAW15RC.C9ですが、カリフォルニアはキャタライザありが15RC.C8で、なしが15M.A0とかV11スポルトは15M.C5とか。
    MまたはRCどうしであればハードウエアとして互換性があるのか?については不明。
    カリフォルニアの15RC.C8をRossocorsaに付けたらどうなるのか調べたかったのですが今のところ分かっていません。
    ただ、このケースはおそらくセッティングデータの違いだけなんじゃないですかねぇ…
    セッティングデータの違いも表現されているとすれば同じ機種でも年式が違うと異なる型番になっているかもれしませんね。
    その辺りも不明です。


    重要なことがもう一つ。
    GuzziDiagのページで用意されているものはこれらのECU用のデータの読み込み、書き込み用のツールとxdfファイルと呼ばれるデータです。
    ECUのデータの編集には読込ツールで取得したデータとxdfファイルが必要になります。

    そして実際にインジェクションや点火時期のデータを編集するにはTunerproという別のソフトウエアを使います。
    Tunerproはアメリカ人の人が開発しているプログラムでこちらも有償版と無償版がありますが、とりあえず無償版で勉強を始めています。
    Tunerproを起動してアレをこうしてコレをこうすると↓こうなります。
    igmap.png

    IAW15RC.C9の点火時期のマップです。
    これをTunerpro上で編集して保存、GuzziDiagのツールで書き込んで反映させるという手順ですね。
    いやもうほんと、驚愕の世界です。
    先人の皆様の汗と努力には感謝しかありません。
    これ、もう一度書きますが使う時は本当に寄付をするべきですね。
    ここまで費やされた時間と労力はちょっと想像できません。

    これでまた無限セッティング地獄が楽しめるようになりまたw
    問題は使いこなせるか、ですね。


    とりあえずこんな感じということで。



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