オール下道480㎞のツーリングとサブコンの再セッティング

    GWはほぼバイクには触らず、最後の方に自宅→別宅の移動でV11に乗っただけで終了でした。
    そんなこともあり5/11の土曜日に丸々1日ツーリングをしてきましたよ。


    GWの最後にV11で別宅に戻った時にV-UP16を復活させてみました。
    V-UP16は去年のトラブル時に故障の嫌疑を掛けられていました。
    自分で確認すると普通に動作をしていたのですが、とにかく問題を複雑にしたくなかったので原因が明らかになるまで封印していました。
    結果はまあ、予想どうり全く問題なくて、壊れている感じはないですね。

    ようやくV-UP16+ウオタニSP2の組み合わせて走れる状況になったのでサブコンのセッティングもやり直すつもりで気合い入れて予定していました。


    当日はうれしくて?普段よりも2時間近くも前に目が覚めて、そのまま準備を開始。
    ご飯食べてから地図確認したりして6:00過ぎに出発しました。
    目的地は南会津~奥只見方面。
    時間に余裕があれば新潟側に抜けて沼田から金精峠経由で日光に戻る作戦でした。


    R118~R293~R294と走りつなぎ、R400で那須塩原方面を目指します。
    途中国家権力の人々がスピード測定会を開催していました。
    この日から交通安全週間なんですよね~ 気を付けないと。

    車が少なくどんどん距離が進みます。
    会津西街道の3国道重複区間です。天気も良くて最高です。
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    この先のT字路でR352に入り奥只見方面に進みます。
    いくつかのスキー場の横を通り過ぎながらどんどん登っていくと途中から残雪がありました。
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    気にせずさらに登っていくとまさかの通行止め・・・
    R352と福島県の県道1号線の分岐のところでハードなバリケードが・・・orz
    立山とか蔵王とかでもGW前には通れるようになるのにね・・・
    IMG_20190511_102019.jpg

    写真で右上に上がっていく道が県道1号線で尾瀬の方までつながっている様です。
    そんなことはどうでもよいのですが、全くの予想外のUターン。
    ま、まだ10:00過ぎなので地図を見ながら適当に走ることにしました。

    IMG_20190511_102120.jpg

    この後R352を戻ってR289~K153 /K352~R252と走ります。
    途中のK153,K352が良い道でした。日本の里山って感じの景色です。
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    最後にR400の道の駅「からむし織の里しょうわ」ソフトクリーム食べて18:00頃戻ってきました。
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    オール下道、12時間で480㎞。
    楽しかった!
    IMG_20190511_175917.jpg


    ツーリングはこんな感じでした。
    そしてツーリングの合間にサブコンの設定を見直していました。


    僕が使っているRapidBikeのRB2というタイプは結構古いものなので、マップ切替とか今では当たり前の機能が無かったりします。
    データのロギング機能もありません。
    実はサブコンの良いところはセッティング時にキャブレターのように工具を使った部品の取り外しがいらなくて、PCつなぐだけでデータ変更できるところなのです。
    ただ、逆に言うといいところはそこだけで、セッティングをちゃんとやろうと思ったらキャブレターと同等のスキルが必要です。
    つまり、僕のようなフツーの人にはデータロガーが必要ということです。

    ということでデータロガーを自作して使っているわけです。
    今はちょっと違いますが、最近まで電子回路の設計でお給料もらっていた人なので自作自体はどうにかなっています。
    ただ、空いた時間に遊びやっているだけなので、何をするにも時間がかかりすぎるのが難点ですね。
    お金払って機能を買った方が絶対いいです。
    尤も今は大概のサブコンにログ機能があるようなので悩むまでもないですけどね。

    それで、これが今回作ったマップ。
    左側のマップが変更前で前回伊豆を走った時のマップです。
    右側が今回丸一日かけて都合6回書き換えながら走ったマップの最終版です。
    比較


    左のマップは去年調子悪くなる前もほぼこんな感じだったのですが、調子悪いのをサブコンで直そうとしたりしてちょっとぐちゃぐちゃな状態になっていました。
    更に点火コイルとプラグコード、キャップはノーマルの状態で作ったマップなので、今回キッチリ見直すことにしました。


    セッティングのやり方はこんな感じ。もちろん我流ですよ。

    セッティングは何をおいても低回転、低開度からです。
    V11だったら4000rpm、開度40%までをきっちり合わせてあれば一般道は何不自由なく走れます。

    ①街中を車の流れに合わせてゆっくり走りながらログデータを取ります。
    スロットル開度と回転数、その時の空燃比のデータが必要です。
    渋滞や信号待ちを含めて車の後ろのを走ることでアクセルをじわっと開けたり、途中で止める、じわっと戻すとかいろいろなパターンのデータがとれます。
    s-ログ1

    ②適当な時間(今回は25分位)走ったら空燃比のデータをサブコンのマップに対応した開度-回転数別に単純平均した結果を見ます。まずは平均値を見ながら、該当する部分について噴射量の数値を増減します。
    下のパターンだと全体的に薄いと判断します。15台の数値のセルは+2(%)、14.9とかのセルは+1(%)とかって感じで補正します。

    s-ログ2

    ③ザクっと設定してからまた同じようにゆっくり走ります。
    今度は信号~信号を3~5セットみたいな感じで短めの時間でデータを取ります。
    ↓のデータは信号待ちで停止した状態からスタートした際のデータです。TPSがスロットル開度、RPMとAFRはそのまんまです。
    横軸のタイムタイムスケールの26秒過ぎからスタートして、4速で定速走行に入っています。
    車の後ろについているのでスロットルの開け方にムラがあるし、1→2速ではクラッチをガッツリ切ってゆっくりシフトアップしています。
    赤い線の空燃比は27秒から29秒当たりでふらついています。
    s-ログ3

    ④26.5秒から30秒までのデータを確認します。
    黄色い回転数の線を見ると27.7秒あたりまで半クラッチを使っているようです。
    赤の空燃比を見ると28.0~28.3秒で15.2であり、そこから少し低くなってまた上がります。
    s-ログ5

    これをマップ上に表示すると↓の感じになります。
    開度20%で1302、1603rpmのセルがおそらく28秒付近のデータと思われます。
    そこから回転数の上昇につれて下のセルに制御が移っていきます。
    s-ログ6

    ということで開度20%、1302、1603、2525rpmのセルを+2、同様に開度20%1894、2193、2778、3086rpmのセルを+1って感じで修正をしていきます。

    ⑤後はこれの繰り返し。



    今回のマップは結果的にかなり濃くしました。
    前回伊豆を走った時は別段不満は無かったのですが、ウオタニSP2投入とV-UP16の復活で燃焼の条件も結構変わっていたということでしょうか。
    実際、朝と夕方では全く別のエンジンかのような違いになりました。
    ツーリングも楽しいですが、こういうのも楽しいものですね。
    もう、無限に遊べます(笑)
    大事なのは辞め時を見極めることかな。

    後は燃費かな~
    これはちゃんとデータを取ってみようと思います。
    それにしてもようやく去年の不調のケリを付けられましたw
    長かった~

    とりあえずこんな感じということで。