V11 電気系統トラブル3連発
8月が終わってしまうよ。まったくもう。
夏休み前から仕事量増で脳みそがヒート気味。
加えてV11は電気系トラブルのジェットストリームアタックを受けてテンション低下中。
車齢は既に15歳を超えていますが、それにしても流石にモトグッチは壊れません、止まりません、動かなくなりませんとは言えない状況になってきました。
奥様からは爺さんバイクなんだからもっと労われと言われ、子供に至ってはいつまで乗るんだ、もう売った方がいいと言い出す始末。
困ったものですが、機械なので必ず不調の原因があるわけで、そこさえ潰せば好調になるはず。
きっちり対策するしかないですわ。
ブログも更新滞っていましたが、気力を振り絞って更新します(笑)。
いったん、トラブルの現象と対応の状況を整理しておきます。
まずは、何が起こったか?から時系列で。
1.不具合その1
ジェットストリームアタック一発目は過去記事にも書いたセルは回るが、エンジン掛からずの件。
アメリカからクランク角センサーを買って交換したのが7/21(日)。
2.不具合その2
翌週の7/28(日)に試運転を兼ねて渋谷のバイク屋に乗って行こうとしたわけです。
横浜新道とか第三京浜とか走るのは心配なため下道で渋谷に向かったのですが、ここでジェットストリームアタック二発目を喰らいます。
28日の自宅スタートは14:00過ぎ。
超いい天気の真夏の午後で、信号待ちではどんどん油温が上がります。
多摩川を超えて都内入ったところで油温が100℃超えたので、赤信号でエンジン止めたんですよ。
で、青になる前にセルボタンを押してもセル回らず…
もう真夏の路上でトラブルシュートとか全然する気になりません。
ましてや押し掛けなんて絶対いや。気力ゼロ。
めんどくさくて速攻任意保険のレッカーサービスにピックアップを依頼してバイク屋に運んでもらいました。
京急とJRを乗り継いでバイク屋に行って事情を説明。V11もほぼ同時刻に到着していましたが、バイク屋でもセル回らず。
セル回らないのは最初の現象とは全く別の話で、とにかくエンジン掛からないとクランク角センサー時々不調の確認なんぞ夢のまた夢。
トラブルシュートをお願いして、茨城の別宅に移動。
3.不具合その3
同日の19:00頃電車の中でスマホに入電。
メカさんからで、夕方試したら、セル回るとのこと。
ただ、相変わらずエンジンはかからずで、燃料は噴射されているものの、火花が飛んでないらしい。
ぬーん…これまた違う現象じゃないか。
一体どうゆうこっちゃ…
4.現象まとめ
要するに問題は3つ。バラエティーに富んでいることは認めますが、シャレになりません。
不具合① セル回って、エンジン掛からず。燃料吹かず、火花飛ばず。
不具合② セルが回らなくなる。関係あるか不明だが、油温100℃を超える状況で現象発生。冷えるとセル回る。
不具合③ セルは回って、燃料吹くが、火花飛ばず、エンジン掛からず。
5.バイク屋で調べてもらったこと
翌週、エンジンが掛かったという連絡があり、電話で教えてもらった内容は…
不具合②については
・セルが回らない現象は発生していない。
・キルスイッチやクラッチ、ニュートラルランプ、サイドスタンドのスイッチあたりは壊れてる感じはなさそう。
・温度上がらないと現象出ないかもしれなくて、トラブルシュートできていない。
不具合③については
・V-UP16が怪しい。
・V-UP16をジャンプするとエンジン掛かる。V-UP16を接続すると掛かったり掛からなくなったりする。
むう… そうですか…
最終的にV-UP16あり/なしを簡単に切り替えられるように配線を変更してもらい、バイク屋での作業はいったん終了。
8/17の土曜日に引取りました。
引き取り時はV-UP16はなしモードで移動、かつ、エンジン止めなかったので、無事に帰宅。
自宅到着後直後に何度かセルで始動→停止→始動を試しても、特に問題なくセルは回ってました。
この時の油温は100℃近くにはなっていたんですけど、残念ながら再現せず。
さらにV-UP16を接続しても普通にエンジン掛かります。
6.原因を考えて、できる範囲で対策
こういうのはホントに困る。
とにかく配線図とか現車、現物を見ながら関係ありそうなところを点検して、問題になりそうなところを手当するしかないんだよね。
時間工賃で動いているバイク屋さんに現象の再現から頼むわけにもいかないし、費用的にも現実的じゃないしなーってことでやれることをやりますか~
まずは不具合②と③を対策。しばらく稼働させて①の問題がでないことを確認していくのが現実的か。
で、以下が昨日までにやったこと。
(1)不具合①について
既に書いたとおり、とりあえずアメリカから取り寄せた新品のセンサーとOリングに交換。
本当に直っているかは今のところ不明でもう少し様子見が必要。
新品のセンサーとOリング。

エンジン左側についています。これは古い方。

これも古い部品。コネクタは3端子で+、-、Sの刻印あり。一応抵抗値を測ったのですが、新旧で明確な差は無し。
強いて言えば古い方がエンジン側先端の磁石が少し弱いかな?という程度。
Oリングは変形してカチカチでした。

ギアとの位置を調整するためのスペーサが入ります。
厚さをノギスで計ると1.88㎜。なんか微妙な数値ですが…

交換作業は7/21。以降、コイツが原因と思われるトラブルが出ていないのは事実。
(2)不具合②について
クラッチのスイッチはバイク屋で見てもらっていて大丈夫そうとのこと。自分でテスターで見ても納得。
シートカウル内のリレーも何度か抜き差しをしているので、接触不良が続いていることは考えにくい状況。
よって、その他の関連する部品を点検。
まずは右スイッチボックスの分解、キルスイッチとセルボタンの点検。
キルスイッチの半田は問題なし。
これ以上は分解できなくて隙間から接点復活剤をぶち込んで何度か動かしておきました。

セルボタン。
こんな構造なんですね~ 初めて分解しました。

セルボタンを押すとスプリングが縮んで、銀色の部品と中央の電極が接触して導通するようです。
スプリングは銅製のように見えますけどね…銅って柔らかいイメージでバネとかには使われる感じはしないんですが…
まあスプリング自体がへたっている感じはないので大丈夫なんでしょう。


スプリングの上側にはまる銀色の部品は接点側がちょっと荒れていました。
接触不良の原因にはなりそうですが、温度には関係なさそうだな~
とりあえず磨いておきます。




磨きはしましたが、今回はこの部品を上下反転させて復元しました。
15年ノーメンテで来たので、この先15年イケますかね?

次にセルモーターのスタータリレーのスイッチ端子。ここに電圧かからないとセルは回りません。
ちょっ黒くなっていたので紙やすりで磨いて接点復活剤でふきふき。

後はセルが回らなくなったらバッテリとこの端子を直結できるようにジャンパーケーブルを車載しておくことにします。
(3)不具合③について
V-UP16はギボシ、平型端子を使って車体側と接続してます。
何度か取り付けや配線を替えていて作業が雑なところがあったので、その点を見直し。
カシメ作業が気に入らないギボシが2つほどあり、交換。後は全部の端子について再半田しておきました。


端子見直し後の完成図。
バイク屋で火花が飛ばない状況になったら簡単にV-UP16をジャンプできるようにしてもらってます。

ただ、自分が試している範囲ではこれ接続してあったも100発100中でエンジン掛かっているですけどね…
バイク屋で発生したということはいつどこで再発するかわかりませんので…
まー、とにかくすぐに思いうかぶ部品は手を入れたのでこれで様子を見るしかないですかねぇ…
9月以降の週末で少し試運転しながら対策効果確認することになるかな。
やれやれ…
とりあえずこんな感じということで。
夏休み前から仕事量増で脳みそがヒート気味。
加えてV11は電気系トラブルのジェットストリームアタックを受けてテンション低下中。
車齢は既に15歳を超えていますが、それにしても流石にモトグッチは壊れません、止まりません、動かなくなりませんとは言えない状況になってきました。
奥様からは爺さんバイクなんだからもっと労われと言われ、子供に至ってはいつまで乗るんだ、もう売った方がいいと言い出す始末。
困ったものですが、機械なので必ず不調の原因があるわけで、そこさえ潰せば好調になるはず。
きっちり対策するしかないですわ。
ブログも更新滞っていましたが、気力を振り絞って更新します(笑)。
いったん、トラブルの現象と対応の状況を整理しておきます。
まずは、何が起こったか?から時系列で。
1.不具合その1
ジェットストリームアタック一発目は過去記事にも書いたセルは回るが、エンジン掛からずの件。
アメリカからクランク角センサーを買って交換したのが7/21(日)。
2.不具合その2
翌週の7/28(日)に試運転を兼ねて渋谷のバイク屋に乗って行こうとしたわけです。
横浜新道とか第三京浜とか走るのは心配なため下道で渋谷に向かったのですが、ここでジェットストリームアタック二発目を喰らいます。
28日の自宅スタートは14:00過ぎ。
超いい天気の真夏の午後で、信号待ちではどんどん油温が上がります。
多摩川を超えて都内入ったところで油温が100℃超えたので、赤信号でエンジン止めたんですよ。
で、青になる前にセルボタンを押してもセル回らず…
もう真夏の路上でトラブルシュートとか全然する気になりません。
ましてや押し掛けなんて絶対いや。気力ゼロ。
めんどくさくて速攻任意保険のレッカーサービスにピックアップを依頼してバイク屋に運んでもらいました。
京急とJRを乗り継いでバイク屋に行って事情を説明。V11もほぼ同時刻に到着していましたが、バイク屋でもセル回らず。
セル回らないのは最初の現象とは全く別の話で、とにかくエンジン掛からないとクランク角センサー時々不調の確認なんぞ夢のまた夢。
トラブルシュートをお願いして、茨城の別宅に移動。
3.不具合その3
同日の19:00頃電車の中でスマホに入電。
メカさんからで、夕方試したら、セル回るとのこと。
ただ、相変わらずエンジンはかからずで、燃料は噴射されているものの、火花が飛んでないらしい。
ぬーん…これまた違う現象じゃないか。
一体どうゆうこっちゃ…
4.現象まとめ
要するに問題は3つ。バラエティーに富んでいることは認めますが、シャレになりません。
不具合① セル回って、エンジン掛からず。燃料吹かず、火花飛ばず。
不具合② セルが回らなくなる。関係あるか不明だが、油温100℃を超える状況で現象発生。冷えるとセル回る。
不具合③ セルは回って、燃料吹くが、火花飛ばず、エンジン掛からず。
5.バイク屋で調べてもらったこと
翌週、エンジンが掛かったという連絡があり、電話で教えてもらった内容は…
不具合②については
・セルが回らない現象は発生していない。
・キルスイッチやクラッチ、ニュートラルランプ、サイドスタンドのスイッチあたりは壊れてる感じはなさそう。
・温度上がらないと現象出ないかもしれなくて、トラブルシュートできていない。
不具合③については
・V-UP16が怪しい。
・V-UP16をジャンプするとエンジン掛かる。V-UP16を接続すると掛かったり掛からなくなったりする。
むう… そうですか…
最終的にV-UP16あり/なしを簡単に切り替えられるように配線を変更してもらい、バイク屋での作業はいったん終了。
8/17の土曜日に引取りました。
引き取り時はV-UP16はなしモードで移動、かつ、エンジン止めなかったので、無事に帰宅。
自宅到着後直後に何度かセルで始動→停止→始動を試しても、特に問題なくセルは回ってました。
この時の油温は100℃近くにはなっていたんですけど、残念ながら再現せず。
さらにV-UP16を接続しても普通にエンジン掛かります。
6.原因を考えて、できる範囲で対策
こういうのはホントに困る。
とにかく配線図とか現車、現物を見ながら関係ありそうなところを点検して、問題になりそうなところを手当するしかないんだよね。
時間工賃で動いているバイク屋さんに現象の再現から頼むわけにもいかないし、費用的にも現実的じゃないしなーってことでやれることをやりますか~
まずは不具合②と③を対策。しばらく稼働させて①の問題がでないことを確認していくのが現実的か。
で、以下が昨日までにやったこと。
(1)不具合①について
既に書いたとおり、とりあえずアメリカから取り寄せた新品のセンサーとOリングに交換。
本当に直っているかは今のところ不明でもう少し様子見が必要。
新品のセンサーとOリング。

エンジン左側についています。これは古い方。

これも古い部品。コネクタは3端子で+、-、Sの刻印あり。一応抵抗値を測ったのですが、新旧で明確な差は無し。
強いて言えば古い方がエンジン側先端の磁石が少し弱いかな?という程度。
Oリングは変形してカチカチでした。

ギアとの位置を調整するためのスペーサが入ります。
厚さをノギスで計ると1.88㎜。なんか微妙な数値ですが…

交換作業は7/21。以降、コイツが原因と思われるトラブルが出ていないのは事実。
(2)不具合②について
クラッチのスイッチはバイク屋で見てもらっていて大丈夫そうとのこと。自分でテスターで見ても納得。
シートカウル内のリレーも何度か抜き差しをしているので、接触不良が続いていることは考えにくい状況。
よって、その他の関連する部品を点検。
まずは右スイッチボックスの分解、キルスイッチとセルボタンの点検。
キルスイッチの半田は問題なし。
これ以上は分解できなくて隙間から接点復活剤をぶち込んで何度か動かしておきました。

セルボタン。
こんな構造なんですね~ 初めて分解しました。

セルボタンを押すとスプリングが縮んで、銀色の部品と中央の電極が接触して導通するようです。
スプリングは銅製のように見えますけどね…銅って柔らかいイメージでバネとかには使われる感じはしないんですが…
まあスプリング自体がへたっている感じはないので大丈夫なんでしょう。


スプリングの上側にはまる銀色の部品は接点側がちょっと荒れていました。
接触不良の原因にはなりそうですが、温度には関係なさそうだな~
とりあえず磨いておきます。




磨きはしましたが、今回はこの部品を上下反転させて復元しました。
15年ノーメンテで来たので、この先15年イケますかね?

次にセルモーターのスタータリレーのスイッチ端子。ここに電圧かからないとセルは回りません。
ちょっ黒くなっていたので紙やすりで磨いて接点復活剤でふきふき。

後はセルが回らなくなったらバッテリとこの端子を直結できるようにジャンパーケーブルを車載しておくことにします。
(3)不具合③について
V-UP16はギボシ、平型端子を使って車体側と接続してます。
何度か取り付けや配線を替えていて作業が雑なところがあったので、その点を見直し。
カシメ作業が気に入らないギボシが2つほどあり、交換。後は全部の端子について再半田しておきました。


端子見直し後の完成図。
バイク屋で火花が飛ばない状況になったら簡単にV-UP16をジャンプできるようにしてもらってます。

ただ、自分が試している範囲ではこれ接続してあったも100発100中でエンジン掛かっているですけどね…
バイク屋で発生したということはいつどこで再発するかわかりませんので…
まー、とにかくすぐに思いうかぶ部品は手を入れたのでこれで様子を見るしかないですかねぇ…
9月以降の週末で少し試運転しながら対策効果確認することになるかな。
やれやれ…
とりあえずこんな感じということで。