V11 メンタルの回復が遅れています

    どうもこんばんは。


    先日の週末もちょっと作業したのですが、緩まないボルトについては進展なし。
    仕方なく長いブレーカーバーを発注してまして、到着待ちの状態です。


    ラスペネは吹き続けていまして、浸透待ちの間に別の作業を進めます。
    まずはオルタネータのカバーから。
    塗装を剥がして、
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    磨きました。
    IMG_20230312_110102.jpg

    ベロみたいな部分は結構深い傷がついていたようです。
    240番のペーパーから始めたのですが、きれいにしきれませんでした。
    きりがないのでほどほどにしておきます。
    IMG_20230312_110117.jpg


    仕上げはミッチャクロン+これで勝負します。安いのです。
    エンジンと排気管の熱でどうなるか分かりませんが、ダメならまた考えます。
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    塗ってみたら予想以上にツヤツヤ…
    カッコ悪すぎな感じなので、この上から艶消しクリアを吹いてみるつもりです。
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    あとは錆が酷かったホーンを磨いて、サビキラーで黒錆化して塗装の準備したり、
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    塗装の下から錆が進行していたカウルのステーの塗装を剥がして磨いたりしてました。
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    先日の週末は家の用事もあって、作業できたのは半日程度だけ。
    時間も取れなかったこともありますが、それ以上にメンタルが戻らずに捗ってませんw

    ラスペネ吹いていますが、浸透しているのかしていないのか…
    今のところ緩む気配が見えないんですよねぇ…
    感触的にネジロック剤使われている可能性が高い気がしてきました。
    ブレーカーバーと加熱で緩むといいんですけどね。


    バイクがバラバラなのも気分が乗らない要因になっている気がします。
    次の休みは塗り物を片付けてからフロントフォーク、タイヤ、排気管なんかを取り付けてしまうつもりです。
    何が言いたいかというと、タイミングケースのカバーを開けたり、タイミングチェーンのテンショナー変えることはいったん取り止めってこと。
    走れるようにすることを優先しますw


    とりあえずこんな感じということで。




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    V11 V11よ…お前もか…

    どうもこんばんは。


    別宅でのKSRの固着シャフト撃破の大戦果に気分よく迎えた自宅での週末。
    朝からV11の作業を再開します。

    朝から元気にロワブラケットにベアリングを叩き込みます。
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    打ち込み用の工具は古いベアリングと水道用の塩ビ管です。
    塩ビ管は通販で500㎜の長さで販売しているショップから購入しました。
    当然ホムセンも売ってますが、4mとかあってもどうしようもないからね。
    便利な反面、送料もかかるし配送のトラックを走らせて家まで届けてもらっていることまで思うと贅沢かつ反SDGsな遊びだと思ったり思わなかったり。

    さすがに抜き取りにあれだけ苦労をしたので、打ち込みもそう簡単にはいきません。
    フルパワー再び。
    1月中旬から休みの日はハンマー使っている記憶しかありませんw
    30分以上叩き続けてどうにか完了。
    IMG_20230304_121856.jpg

    この後、グリスを詰めて、ひとまずステムの組み立まで終わらせました。


    ここからタイミングカバーを開ける作業に取り掛かります。
    ボルト3本で固定されているコイルを外したところ。
    IMG_20230304_144708.jpg

    クランクシャフト先端の24㎜のナットはインパクトレンチで一撃で外れました。
    磁石は手で取り外すことが出来ました。
    錆びてますねぇ。
    IMG_20230304_154737.jpg


    ここまでは順調だったのです。


    ところが…
    カバーにサイドスタンドのブラケットが固定されているのですが、なんとこのボルトが固着してしまっているようです。
    ↓のボルトです。
    IMG_20230305_134414.jpg

    50㎝くらいの鉄のパイプでレンチを延長しても微塵も緩む気配がありません。
    仕方ないので、インパクトレンチでババっとやっていたら信じられない悲劇が…

    なんだか焦げ臭い臭いが漂ってきて…
    ふと見るとなんとコンプレッサーから煙が噴き出してるじゃありませんか!!!
    慌ててACプラグを引き抜きました。
    幸い火が出るようなことはありませんでしたが、もう、なんと言ってよいやら…


    肝心のボルトはわずかに回ったところでエアが無くなり、自力では緩めることも締めることもできなくなってしまいました…
    あーあ。
    どうも良くないですねぇ。
    手間がかかることばかりです。

    ちなみに問題のボルトのボルト穴は貫通穴になっているようです。
    IMG_20230305_134429.jpg

    改めて考えると雨中走行後にサイドスタンドで停車すると、当然のごとく水分がボルトのネジ側に流れ込んでいくのでしょうね。
    これは流石にイカンでしょう。固着しても何の不思議もない構造に思えます。

    この後少しだけ潤滑剤を吹いたりトーチで炙ったりしてみたのですが、結局ボルトは微動だにしませんでした。
    パーツリストとかサービスガイド見てもねじロック剤の塗布とかの記載はありません。
    でも、実際どうかなんでわかりません。
    結局、もうメンタルが持たずにこの日の作業は放棄(笑)。



    翌日の日曜日にコンプレッサーのカバーを開けて中を見たのですが、どうやらモーターが黒焦げになっているようです。
    こちらもどうにかする気にはならず、そのままそっと元に戻して終了。
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    全くやる気にならないので考えなくても出来そうなオルタネータのカバーの塗装を剥がす作業を始めたのですが、こっちもすぐに飽きてしまい撤収。
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    こんな状態で今週はほとんど作業進みませんでしたw。



    また長期戦ですな…
    タイミングカバー自体はサイドスタンドのブラケットが付いたままでも取り外すことが出来るようです。
    でも、まあ、固着したボルトを緩めることが優先ですね。
    カバー開けるのは今回は取り止めかなぁ…


    いやー、それにしても20年も所有していてエンジンの中以外は大概の所は眺めたり開けたりしていると思っていたのですけどねぇ…
    まだまだ知らないことがたくさんありそうです。
    楽しいっちゃ楽しいのですが、ちょっと旅に出たい気持ちになったのも事実。
    でも旅に出てもボルトが緩むわけではないので今は次の闘いに備えてメンタル充電してる最中です。


    って書いてるけど既視感がすごい…
    V11が緑の小さいバイクに見えてきた…
    何故だ…
    俺は一体何を見ているのだ…


    とりあえずこんな感じということで。



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    V11 ステムベアリング 絶賛交換中

    どうもこんばんは。


    前回のKSRのピボットシャフトの固着の話では何人かの人からコメントやらDMやらでアドバイスをもらいました。
    ありがとうございます!
    とりあえず3日おきにラスペネを吹いていまして、また今度何かしてみるつもりです。


    で、今回はV11の話です。
    先日、この土日は自宅でV11の作業を進めていました。
    そして、今、大きな満足感とともにこのブログを書いています。

    今回、今年の大規模メンテナンスの一つの目玉のステムベアリングの交換に取り掛かりました。
    この作業は人の手伝いはしたことはあったのですが、一人でやるのは今回が初めてで、ちょっと不安があったんですよね。
    何が不安って下側のベアリングを抜く作業がとても苦労をした記憶があったのですが、どうにかこうにか無事に抜くことができました。
    最大の山場を越えられたようです。


    実際の作業ですが、まずは土曜日の話。
    リアサスとその受けのシャフトの清掃、給脂、レデューサーの点検、清掃をやっつけました。
    いつも通りですね。
    リアサスの下側のシャフトが今回もだいぶ水が浸入した感じになっていました。
    V11の車体周りではここが一番メンテナンスが必要な場所な気がします。
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    レデューサーは気が付いたときに開けて点検していますが、オイルの乳化とか全くありません。
    リードバルブの損傷もなし。
    自分の使い方ではほぼメンテフリーな気がします。
    IMG_20230218_111708.jpg



    そしていよいよ勝負の日曜日。
    遥かなるステムベアリング交換後の素晴らしい世界を夢見て旅に出ます。


    まずは現状の確認から。
    タイヤとフロントフォーク、メータまで外しました。
    ハンドルはカウルのステーにひもで縛ってつるしてありますw
    IMG_20230219_105325.jpg

    トップブリッジ外したところ。
    汚いですね~ できる範囲できれいにしながらの作業なので時間がかかります。
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    ステムを外すとグリスは全然残ってました。
    過去の整備記録を見ると2017年の11月が最後のグリスアップだったようです。
    ちなみに当時から25000㎞位走ってます。

    上側のレースとベアリング。
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    外したステム。
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    下側のレース。
    IMG_20230219_110444.jpg


    レースに残ったグリスをざっとふき取ってタガネで叩きだしました。
    このレースを叩き出す作業はヘッドパイプとレースの形状でずいぶん難易度が変わるみたいですが、V11はとても簡単な部類だと思います。
    上側も下側もヘッドパイプの内径よりもレースの内径の方が小さくて、1.5㎜か2㎜位は工具の掛かりしろがあります。
    目視でもはっきりわかるので、狙いやすいです。

    ただ、この狙いやすいってところに安心してしまい、ちょっとやらかしてしまいました。
    タガネの刃でヘッドパイプ内側のレースを圧入する部分にキズをつけちゃいました。
    テンパってしまい写真がないのですが、オイルストーンとペーパーで均してなかったことに。


    そんな訳で簡単と言った舌の根も乾かないうちに違うこと言いますけど、レースを叩き出す専用の工具を使った方が確実かもしれません。
    バイクによっては爪がレースにかからずに苦労することもあるみたいですが、V11なら問題なく使える気がします。
    まあ、使えなくても責任は取りませんけどね。





    こちらが下側のレース。
    車体に取り付けた状態で見ていた時は黒いスジがもう少し濃かったような気がしますけどね。
    そんなに問題なさそうにも見えます。触ってもへこみや段差はありません。
    ベアリング本体も新旧触ってみても差は感じません。
    もしかしたら交換しなくてもよかった?と思いましたが、まあ、車齢20年の走行距離57000㎞ですからね。
    変えても無駄にはならんでしょう。
    IMG_20230219_134146.jpg

    早速新品のレースを取り付けます。
    ヘッドパイプを掃除して、上側から入れました。
    プラハンでコツコツ叩いて、途中からは外したレースをあてがって鉄のハンマーで叩いたら簡単に入りました。
    IMG_20230219_135619.jpg

    下側はワッシャを使って圧入するつもりで外径60㎜のワッシャを用意してありました。
    ところが実際に試してみるとなんか斜めに入っていくように見えたので、すぐにやめて直接叩いて入れました。
    結局お金使って準備した簡易プラーは最初の2㎜位しか使いませんでしたが、うまく作業できたので結果オーライ、細かい事は気にしないようにします。
    ハンマーで叩いた方が微調整ができて失敗しにくいかもしれません。
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    さて、ここからが問題。
    いったん工具を片付けて、手を洗って精神を整えます。


    最難関のロアブラケットのベアリングの取り外しにかかります。
    動画やブログなんかでいろんな人の作業を見させてもらいましたが、テーパーローラーベアリングの場合はベアリングを壊して保持器とローラーを撤去、ボールベアリングでいうところの内輪を叩き出すのがよさそうです。

    保持器はニッパーでちょん切って邪魔な部分を撤去します。
    ベアリングの上側の段差にプラーを掛けて引っ張れないかと試しましたが、さすがにそんなに甘くはありません。
    プラーの爪の掛かりが浅くて無理でした。
    写真ではひっかける爪がハの時になっていますが、このあたり若干試行錯誤はしましたが、無理なものは土台無理。
    IMG_20230219_150503.jpg


    意を決してタガネとハンマーで叩き出すことにしました。
    これがまた大変。
    ただしKSRと違って叩いているうちにコンマ数㎜位づづ、本当にわずかですが、動き出しました。
    パワープレイは好きでも得意でもないのでいい加減嫌になります。
    きっちり90分間叩き続けて6~7㎜位は動いたでしょうか?
    ここまで来たらプラーが使えそうです。
    こんな感じでセットしてみたところ、イケそうな予感!!!
    IMG_20230219_164350.jpg

    最初、ステムシャフトの先端に木片を挟みましたが、これはさすがに無理でした。実際は木片なしで作業をしています。
    IMG_20230219_164425.jpg

    そしてボルトをギリギリ回して取り外しに成功。
    体力をかなりセーブすることが出来ました。
    幸いなことにシャフトにキズを付けることもなく作業完了。
    IMG_20230219_165109.jpg





    V11はべリングのさらに下にこいつらがセットされていまして、これらを再利用したかったのです。
    破壊するつもりならべリングを加熱したり叩きやすい所を叩けたりするのでしょうけど、新品探すのも面倒だし、もったいないし。
    首尾よく完全体で取り外すことが出来て大満足。
    IMG_20230219_165241.jpg

    そして闘いの結果得たものたち。
    固着していないって最高ですね。
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    朝10:00から休憩をはさみながら作業をして、この時点で夕方16:00過ぎになってました。
    さすがにもうお腹いっぱいで、この日の作業はここまで。
    ロワブラケットにベアリングとグリスを入れて三又を組み立てるまで行きたかったのですが、まあ、上出来。
    上手くいって一安心。
    正月休みに買ったプラーも役に立って目出度し目出度し。


    それにしても暖かくなっててすっかり春ですねぇ。
    夕方も日が沈む時間が遅くなってきて助かります。

    次回はステムの組み立てといよいよタイミングケースカバーを開けてみようと思っています。
    メンテシリーズ、もう少し続きます。

    とりあえずこんな感じということで。



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    V11 バルブクリアランス調整他冬メンテ進めてます

    どうもこんばんは。


    チマチマと冬メンテを継続中です。
    タイミングケースカバー開けるかどうか問題はとりあえずチャレンジする気分になっていますが、その前に出来ることから消化しています。

    久々バルブクリアランスの確認と調整とやっておきました。
    現状を測定してみると
      左シリンダ 右シリンダ
    IN 0.18㎜    0.23㎜
    EX 0.23㎜   0.32㎜

    でした。

    今回はこれをV11の本来の指定値である IN 0.1㎜ EX0.15㎜ に合わせました。
    今まで福田モーター商会推奨の0.2㎜/0.25㎜で調整していたのですが、一度くらいは本来のメーカ指定値で合わせてみようかと。

    今回ちょっと気になったのは右シリンダの吸気側のロッカーアームのフェイス部分。
    ↓これ、写真で分かりますかね?
    IMG_20230205_124615.jpg

    バルブを押すフェイス部分があばたっぽい感じで荒れています。相手側のバルブの頭はいたってフツーで特に異常な感じはありませんでした。
    こんな状態は今回初めてです。
    残り3個はまあ、いつもの感じ。エンジンオイルはずっと同じ銘柄だし、なぜこれだけこんな感じになったのか…

    とりあえずひたすらオイルストーンで傷が消えて面がきれいに出るまでシャカシャカしておきました。
    ピンぼけですが修正後です。
    こうしてみるともう少し目の細かいオイルストーンで仕上げた方がよいのかもしれません。
    IMG_20230205_143428.jpg

    こういうのって電気とかエアツールとかあるの早いのですかね?
    ひたすら手作業だったのでエライ時間がかかってしまいました。
    いつも通りですが、準備してオイルストーンで均して4箇所調整するのにほぼ5時間くらいはかかってます。
    これを時間工賃で作業するバイク屋さんは大変ですね。
    まあ、こっちが遅いだけなんでしょうけどね。
    もっと不思議なのは生産ラインではどうやって調整しているのかってことです.…

    あとはプッシュロッドなんかは全く違和感なく、全体としては無事に終了。
    IMG_20230205_111600_1.jpg

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    今回のネタはここまでなんですが、久しぶりにまじまじと見たオルタネータのカバーとかシリンダヘッドカバーがどっちもボロくて汚い。
    シリンダヘッドカバーは普段手が入らないところを磨きなおそうと思っています。
    ビカビカに光らせるつもりはないので適当に磨いて、今回はクリア塗装をしてみるつもり。
    IMG_20230210_091959.jpg

    オルタネータのカバーもこの有様。こちらもきれいにしたくなってきました。
    IMG_20230204_120304.jpg

    タイミングカバーを開ける話はオルタネータのカバーを外したり、排気管を外したりしてみるとだいぶスペースができることがわかりました。
    最悪は写真のサブフレームというかエンジンハンガーみたいなものを外せば何とかなるかな~って感じですね。
    だた、この重要そうなボルトの締付けトルクがわからないってことと、仮にサブフレームのボルトを外してもオイルクーラーのホースを外さないと車体から完全に分離できないという点で出来れば外さなくて済む方がよいと思ってます。
    まあ、悩ましいですが思い切ってやってみようかと思い始めました(笑)。
    IMG_20230205_151427.jpg


    V11はひとまずやりたいことリストを消化しているのですが、KSRの方がちょっとヤバいモードにはまり込んでます…
    なんだかんだで結局今年に入ってからまだ一度もジムカーナの練習できていません。
    それどころかKSR下手をするとゴミになってしまいそうな状況になってます…

    まあ、この話は別の記事にしたいと思います。


    とりあえずこんな感じということで。


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    V11 入手して20年目 いろいろ目論んでいる件

    どうもこんばんは。


    今年の12月でV11に乗り出して丸20年になります。
    改めて考えると20年ってすごいですね。オリンピック5回分です。
    まあ、自分でもちょっと信じられません。

    エンジン本体なんかを大きく弄るような改造はしていませんが基本的なメンテナンスとか調整、多少の改造でそれなりに好調を維持しています。
    大きな整備は冬の間にやることが多くて、例にならって今年の冬も少し手を入れたいと思っています。
    と、言うことでこの冬の作業についてイメトレを始めていて今回はそんな話。
    もちろん、いつも通りオチはないです。
    このブログは個人的な活動の記録なので。



    やりたいことリストの最初はステムベアリングの交換。
    前回のグリスアップからかなり時間もたっているので今回こそ交換する予定。
    これまで何度かグリスアップはしていますが、開ける度にベアリングのレースの黒いスジが増えているのが気になってました。
    バイク屋さんには指で触って摩耗の感触がなければ大丈夫だろうと言われていますが…

    過去、何度か交換しようと思ったのですが、ここまで引っ張っていたのはせっかくならアンギュラコンタクトのベアリングにしてみたかったからです。
    V11のステムベアリングはテーパーローラーベアリングでサイズ的には上下共通の外径52㎜、内径25㎜、組み立て状態の厚さが16.25㎜というものになります。
    使用できるアンギュラコンタクトベアリングを探していろいろなバイクのステムベアリングのサイズを調べていたのですが、合いそうなものが見つかりませんでした。
    唯一見つけたのが7205という型番のベアリング。
    これは内径25㎜、外径52㎜、厚さ15㎜ということでもしかしたら使えるかも?って思って購入してみたのですが…

    IMG_20230122_124014.jpg

    IMG_20230122_123915.jpg

    こういうやつを期待していたのですが、届いたものは非分解のフツーのボールベアリングっぽいやつでした。
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    ま、仕方ないので素直にテーパーローラーベアリングで行きます。
    NTNの4T-30205という型番です。(合っているはず・・・)
    IMG_20230122_123704.jpg

    ちなみに1200SPORTとかGRISOなんかのV11以降の機種もテーパーローラーみたいなので、モトグッチはアンギュラコンタクトは嫌いなのかもしれませんね。




    やりたいことリストその2はタイミングチェーンの交換。
    モトグッチのタイミングチェーンはそれはそれはお粗末な代物でいろいろなところで良くない評判を聞きます。
    純正品はチェーンにしっかりとテンションかけられなくて、バルブタイミングをちゃんとコントロールできていないみたいです。
    話を聞いた時から変えてみたかったのですが、何しろ面倒そうなんですよね。


    下の図の16がタイミングチェーンでで17が問題のテンショナー。
    これを外すには9のカムシャフトのギアと12のクランクのギア、それから番号ふられていませんがその下のオイルポンプのギアを外さないといけません。エンジン関係のギアなんで固く締まってそう気もします。
    202301232.jpg

    さらにはここにアクセスするのに下の図の15のカバーを開けないといけない訳で、カバーを開けるのも一苦労っぽい。
    202301231.jpg


    うーん、ハードル高そう・・・
    そもそもエンジンを車載のままで作業できるのか?ってことで実車を観察してみました。

    エンジン前側を占拠しているホーンとレギュレータとオイルクーラーを外してスペースを作ります。
    ソケットレンチを当てているところがカムシャフトだと思うのですが、かなり厳しいですねぇ~
    ギリギリでフレームの補強部材にもレギュレータのステーにも当たりませんが、インパクトレンチは使えないかもしれません。
    IMG_20230122_133155.jpg

    カバーを固定するボルトを確認しますが、至る所がカツカツのギリギリでどうにかアクセスできるって感じ。
    もし作業するなら六角レンチの長いソケットを買った方がよいかも。
    IMG_20230122_135641.jpg

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    さらにこのカバーはフレームにも締結されています。
    下の写真の左下に写っているボルトがフレームとカバーを締結しているボルトです。
    ボルトは抜けばよいとして、カバーとフレームは密着しているだろうからここも大変そうな感じですね。
    フレームを少し広げたりしないとカバーが抜けないかもしれません。
    IMG_20230122_140139.jpg

    さらにさらにカバーにサイドスタンドが固定されているので、カバーを外すとサイドスタンドも使えなくなります。


    よほど作業手順を考えておかないと間違いなくはまるパターンですね。
    ざっと見た感じでは排気管、ガソリンタンク、フォークやFタイヤなど外せるものは外すとして、一番の問題はフレームの補強部材を回避できるか?ですね。
    始めてから車載状態では作業出来ないとなると面倒だし・・・


    やっぱりハードル高そうだなぁ・・・
    その他のやりたいことリストはバルブクリアランス調整、スロットルボディ清掃なんかだけど、これらは特に問題ないでしょう。
    プラグもそろそろ交換時期かな。

    タイミングチェーンテンショナーはどうするか悩むなぁ。
    この2年ほどスッキリしなかかったファイナルケースのオイル漏れは落ち着いたようなのと運転手の賞味期限の問題もありるのでやりたいことはちゃっちゃとやりたいんですよね。
    なんだけど、モトグッチのタイミングチェーンの交換とかネットで探してもほとんど参考になるような情報見つからないんですよねぇ…
    まあ、手に負えそうもなければいつものバイク屋さんに頼んでもいいのかな。


    早く終わらせたい気持ちもあるのだけれども、自分で作業するのであれば弄り壊さないように焦らずしっかり時間をかけるつもり。
    もうちょっと考えます。


    とりあえずこんな感じということで。


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