V11 純正ECUセッティング変更への道 その5 燃調補正マップ3種の検討

    どうもこんばんは。


    いよいよ緊急事態宣言解除ですね。
    都県境を越える移動は6/19まで自粛とされていますが、何とか先が見えてきました。
    このシリーズも加速させていきたいと思います。
    内容的には重箱の隅を穴が開く寸前までネチネチつつき続けている感じなのでほぼ需要は無い情報と思われます。
    興味無ければスルーでよろしくお願いします。
    V11の純正ECUのダメさ加減を暴露しちゃうような雰囲気になりつつありますが、まあ、事実は事実。
    脚色なし、オブラートなしでいきますw


    前回、純正ECUの吸気温度、エンジン温度、気圧の3つの補正マップを示しましたが、どう考えてもテキトウな仕事にしか見えません。
    今回はこれら3種類の補正の考え方と補正マップの案を固めたというお話です。


    改めてお題目を整理します。
    お題目は「空気とガソリン混ぜて混合気を作って、燃焼室内で燃やす」って行為に対して、空気の温度と気圧、エンジンの温度でガソリンの量を調整しないといけません。どうしたらいいですか?というもの。
    言い換えると一回の燃焼のためにシリンダーに充填される酸素(=空気)の量が気温、気圧、エンジン温度でどんな感じで変わるのか?増えればガソリン増量、少なくなればガソリン絞る訳ですが、その調整量を決めるってことですね。

    遠い遠い過去の記憶をたどると高校の授業で気体の圧力、体積、温度について習ったような気がします。
    それはボイル・シャルルの法則…
    内容はほぼ忘れていましたが、こんな時は数多の素敵なサイトでお勉強。
    こちらがとても分かり易かったです。
    なんか理解したような気になりましたので、早速始めます。
    間違っていたら指摘して下さい。



    1.吸気温度補正
    補正の仕方はシャルルの法則をもとに考えました。
    シャルルの法則というのは 
     気体の圧力が一定の時、 0[℃] の気体の体積を V0 [m3]、セルシウス温度を t [℃]とすると、そのときの体積 V [m3]は
       V = V0 x (273+ t)/273
     となる
    という法則。
    t[℃]の気体の体積は0[℃]時の体積に比例して、その係数は(273 + t)/273ということですね。
    温度の上昇に伴い体積が増えた結果、同じ容積の中の空気の質量(=酸素分子の量)は1/増加量だけ減ることになり、その分ガソリンを絞る必要があるんですね。
    つまり、0[℃]より吸気温度が下がればガソリン増量、上がれば減らす補正になるということ。

    ただ、よくよく考えるとバイクに乗るのに補正の基準が0[℃]って低すぎな気がします。
    (ライダー的に寒いとか暑いではなくて、燃調のセッティングとしてです)
    バイクメーカーは春か秋の気候を想定してキャブレターやインジェクションのセッティングを決めているはずで、そこから真夏から真冬までをカバーするように調整していると思うのです。

    なので今回の純正ECUのリセッティングも同じ考え方で進めることにしました。
    つまり、燃調のベースマップを作る基準の吸気温度を決め、吸気温度補正はその基準の温度からの変化に対して補正量を決めるという考え方です。


    では基準の吸気温度をどうするか?
    すぐに思いついたのが、東京の年間平均気温を使うこと。

    こちらのサイトによると、ここ数年の平均気温は16[℃]台中盤~後半が多いようです。
    また、偶然にも補正マップの分割ポイントに17[℃]という温度があったので、この17[℃]を基準にすることにしました。
    純正ECUは-20[℃]から55[℃]まで補正を掛けているので、0[℃]よりも17[℃]の方がダイナミックレンジ的にもよい気がします。
    これは何の確認もしていない希望的予想ですけどね。


    実際の補正量は前記の係数の式に温度を代入すれば求まります。
     ( 273 + t ) / 273 の分子はt[℃]の絶対温度T[K]、分母は0[℃]の絶対温度273[K]となっています。
    今回は分母を17[℃]=290[K]として、17[℃]基準で体積の変化の逆数をとって質量の変化に変換してみることにします。
    質量の変化分だけガソリンを変化させれば補正できるはず。
    計算式はこんな↓感じ。

     補正量[%] = ( 1 / ( ( 273 + t )/290 ) - 1 ) x 100

    グラブにするとこんな↓感じ。

    吸気温度補正_新


    ん?
    純正オリジナルと比較して温度が高い時にガソリンをガッツリ減らす設定になってしまいました…
    大丈夫かな…
    気になりますが、とりあえずこれでしばらく様子を見てみましょう。
    ちなみに純正の補正は17[℃]~31[℃]まで補正量ゼロの設定になっています。
    ホントに真面目に決めた結果なんでしょうかねぇ…

    それから吸気温度補正を左右のシリンダーで異なる設定にする必要は無いと思いますので、とりあえず左右同じで行きます。
    Guzziに乗っている人、または所有したことある人はわかると思いますが、右シリンダーは左シリンダーに対してコンロッドの幅分だけ前にあります。
    でもこのレイアウトで左右のシリンダーで燃焼の条件が変わることはないと思うんですよね。
    バルブクリアランスや点火系の状態が左右でちゃんとそろっていて、スロットルの同調も取れていれば左右のシリンダーの条件は同じ気がします。
    キャブレターのGuzziで左右でジェッティングが違うなんてこともないだろうし。


    2.エンジン温度補正
    お次はエンジン温度補正で、まずは温度が低い時の制御から。
    エンジン温度が低いとガソリンが気化しにくく、それを見越してガソリンを増量するというのが基本のようで、考え方としてはまあ、シンプルで分かり易い話です。
    問題は高温時の制御で、こちらについてはあまり参考になるような情報は見つけられませんでした。
    少し調べたところ、
    ①高温時、混合気がインテークバルブ周辺から熱を受けることにより体積が増えるので、空燃比を維持するためにガソリンを絞る
    ②高温時、エンジンをガソリンの気化熱で冷却するするためにガソリンを増量する
    のような内容が記載された資料は見つけたのですが、、、
    ①と②は逆のことを言っていますが、前提条件とか目的とかまで確認できたわけじゃないので、どちらが正しいか、どうするべきなのかはちょっとわからないですね。

    なので、エンジン温度の補正は低温時は純正ECUに合わせ、高温時(65℃以上)は補正無にしてみます。
    冬季の始動性は全く問題ないので、こちらは変える必要は無いでしょう。
    純正の補正は温度が上がるに従って少しずつ薄くしていますが、今回、65℃以上で補正ゼロにすることにしました。
    計算で求めた吸気温度補正を掛けた上で①の影響が大きければさらに体積が増えるはずで、そうなれば空燃比は濃くなる方向に振れると予想。
    この設定でしばらく様子を見ることにします。

    エンジン温度補正_新


    3.気圧補正
    さて、最後が問題の気圧補正です。
    これは吸気温度補正以上にオリジナルの設定の意図が不明です。
    何度も書いたように標高が高くなると空燃比が濃くなります。
    つまり、気圧の減少に対して、ガソリンを絞る量が不足しているという事で、これは事実。
    Guzziのエンジニアが何を考えていたか想像で話しても仕方ありませんが、補正としては上手く機能していません。
    お世辞にもまともとは言い難いので、好きに設定してしまいます。


    実際の補正はボイルの法則で考えます。
    温度一定の条件では圧力と体積は反比例の関係になります。
    先の高校物理のサイトの解説によれば

     pV=k

    で、大雑把に言って下記のような関係になるので、
     圧力 0.5  1  2 
     体積 2   1  0.5
    一定の容積に含まれる空気の質量(=酸素の量 )は圧力(気圧)に比例となります。


    気圧と酸素の量が比例の関係とすると補正量自体は簡単に求まります。
    基準の気圧を決めて、気圧が1/2になればガソリンも1/2にすればOKのはず。
    問題は気圧補正の基準と補正を掛ける範囲をどうするか、という事になります。

    気圧は気象条件と標高で決まるので、それぞれの条件を整理しましょう。

    初めに気象条件による変化です。
    これも昔学校で習った気がしますが、1気圧=1013hPaです。
    過去の気圧の最高/最低を調べてみると気圧の最高値についてはここに1083.3hPaが海面気圧世界最高という記載がありました。
    一方、最低値はこちらで昭和54年の台風20号で観測された870hPaだそうです。


    続いて標高です。
    国内の一般車両が通行できる道路で最も標高が高い場所が富士山スカイラインの5合目で標高は2380mだそうです。
    海外では5000m近い標高の峠道もあるようですが、海外移住の予定はないので2400mまでの対応で十分です。

    余談ですが、乗鞍スカイライン/乗鞍エコーラインは2700m超で富士山スカイラインよりはるかに高いのですが、こちらは今は一般車通行禁止です。
    乗鞍スカイラインは過去の自分的ツーリング史の中でも1、2を争う絶景が楽しめる道です。
    大学生の頃はGSX-R400で、就職してからはZX-9Rで何度か走りましたが畳平の駐車場あたりまで登ると本当にパワーが出ませんでした。2ストのTZRやRGV-γなんかがエンジン掛からずに押し掛けをしているのも見かけたこともありました。

    話を戻します。
    気圧補正で対応すべき気圧の範囲を決めないといけません。
    前述の1083/870hPaは海面での気圧で、当然ながら標高が上がれば気圧が下がっていきます。
    つまり、気圧が高い方については中心気圧1083hPaの高気圧に覆われた標高(海抜?)0mの場所が一番高くなるという事です。
    では低い方はどうか?というのをこちらのサイトで計算した結果が下の表です。

    hyou1.png

    厳密には気温も考慮する必要がありますが、ここでは無視して20℃に固定してしまいました。
    標高が100m上がると気温は0.6℃下がると言われています。
     ・標高0mでの気温が17℃、気圧870hPaの時、2500m地点では2.6℃となり、この時の気圧は651hPa。
     ・標高0mで870hPa時、2500m地点の気温が17℃の時は660hPa程度
       →まあ、無視してよいかと。

    実際には870hPaの超大型台風が来ている日に富士山スカイラインをツーリングするなど100%あり得ません。
    あくまでも理屈の上での話ですが、気圧補正は1061~650hPa程度まで対応していればおよそ日本国内での使用条件はカバーできることになります。
    ちなみにオリジナルの補正が1061hPa~0hPaだったので、気圧が高い方は1061hPaをそのまま踏襲しています。

    以上から、気圧補正はこんな感じになります。
    気圧補正_新

    やはり純正ECUの補正はガソリン絞りきれていないようです。



    こんな感じで、なんとなくですが理屈っぽいものを考えて補正量を決めてみました。
    これが正しいかどうかは少し時間をかけていろいろな状況で運転してみないとわかりません。
    とにかく走ってみるつもりです。
    どんなにダメ設定でも簡単に純正に戻せるので、気は楽ですw
    まあ特に気圧補正については純正以下という事は無いと思いますけどね。


    とりあえずこんな感じということで。



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    V11 純正ECUセッティング変更への道 その4 純正ECUの燃料/点火制御

    とうもこんばんは。


    結局GWは別宅でひとりぼんやりと過ごしていました。
    ご多分にもれずオンライン帰省なんてのもやりましたが、まあ、それなりに面白かったですね。
    ただ、通話を切った瞬間、我に返って、はぁって感じでしたw


    それにしてもニュースを見ていると今回の件、改めてエライことですね。

    飲食、観光・宿泊業が直撃状態ですが、百貨店、劇場なんかも同様。
    そして鉄道、バス、タクシー、航空会社なんかの旅客運輸の業界もかなり厳しいみたいですね。
    このあたりの業種は毎日移動する人がいなければキャッシュが入ってこない訳で、事業構造的に致命的な気がします。

    次に影響がでるのが製造業でしょう。
    1月の中国を皮切りに世界中で工場が止まってましたからね。
    半導体なんか製造リードタイム4カ月とか6カ月とか普通なので、1月に作るつもりだったウエハを作っていなければ7月とか8月にLSIなんかできない訳です。
    そうするとそれを使う製品の組立ができません。
    厳しいよね~。

    IT系の会社の人の中には”在宅勤務が加速されてある意味チャンスだ”的なことを言う人もいますが、それができる業種ばかりじゃないよなーというのも強く感じました。
    いくらなんでも在宅勤務じゃバイクや車の生産なんて絶対無理ってこと位は理解しているとは思うけど…

    これは冬のボーナスがゼロかもしれないなぁ、とか、来年は税金上がるのかねぇ?とか考えてみたりしていたGWでした。
    ここ数日は新規の感染者数が低めに出ているようなので、このまま収束してくれることを祈るばかりです。
    都道府県別に自粛解除のモードが変わってきそうなのが気になりますが、もう少しということで乗り切るしかないですかね。


    こんな感じで今年のGWはそれなり時間がありましたので、V11の純正ECUのデータを眺めていました。
    実際、今は少しづつデータ書き換えて様子を見始めています。
    これからボチボチトライしていくにあたって、純正ECUの中身をまとめておきます。
    以下、TunerProで開いたbinファイルの内容を確認した結果と一部推測含めた現状の理解です。


    ■IAW15RCの基本機能
    燃料噴射時間と点火時期の制御が基本の機能です。当たり前ですけど。
    制御は一般的にα-Nと呼ばれる方式で、スロットル開度(α)-回転数(N)を軸としたマップにインジェクターの噴射時間や点火時期を設定してあります。
    運転時は、その値を読み出すことでインジェクターのON/OFFや点火回路を制御します。

    その他はO2センサの入力とか吸気温度、エンジン温度、気圧の測定と測定結果による補正の機能ですね。
    これらは主に燃料噴射時間の補正に使われています。


    ■燃料噴射制御
    燃料噴射時間は基本の噴射時間に各種補正を加味し決定しています。
    多分こんな↓感じになっています。

    1.燃料噴射の基本設定
    スロットル開度-エンジン回転数の2次元マップに基本の噴射時間が書き込まれています。
    ちなみにマップはスロット開度16分割、エンジン回転数16分割の16x16。
    RapidBikeと比べるとスロットル開度の分割は細かくて回転数は粗い感じですね。
    そして左右のシリンダーそれぞれ独立の設定とすることが可能です。
    ただし、マップは左シリンダー用のマップと右シリンダー用のオフセットマップの2つ。
    右シリンダーの噴射時間は左シンダーのマップからのオフセットで決めているみたい。

    2.燃料噴射時間の補正
    下記の補正機能があります。

    (1)Acceleration Enrichiment Map
    加速補正です。
    燃料マップと同じスロットル開度-エンジン回転数のマップに増量値が設定されている。
    (2)Airtemperature trim left / Air temperature trim right
    吸気温度補正で左右のシリンダーで各々設定可能。
    (3)Engine temperature Map
    エンジン温度補正。
    (4)Barometric Correction Map
    気圧補正。
    (5)Lambda Control
    O2センサのクローズドループ制御のON/OFF設定で、ワタシのV11では既にOFFにしてあります。
    クローズドループ制御が悪いわけではないと思いますが、このECUでは目標の空燃比が設定できないのが気に入りませんw
    (6)Start Enrichment
    始動直後の燃料増量補正です。
    エンジン温度-始動後のエンジン回転回数のマップで増量値を決めています。
    エンジン回転”回”数というのがわかりにくいですね。
    設定値が0revs~3984revsまでの16分割になっています。
    このことからエンジン始動後4000回ほどクランクが回る間、増量補正が有効になっているのかな、と理解しています。
    アイドリングを1000rpmとすると4分くらい増量補正していることになります。
    ちなみに実際に乗りながらAF計を見ていると確かにこんな制御になっている感じはしますね。
    (7)COTrim
    低回転/低開度で燃料を絞る機能のようです。
    こちらのみEEPROMの中の設定項目です。
    事前の情報ではキャタライザ無モデル用のECU(IAW15M)ではON、有り用のIAW15RCはこの機能はOFFという情報があったのですが、ワタシのV11はこの機能がONになっていました。
    設定としてはON/OFFと補正量の2つがあるのですが、どの回転数でどの程度補正が掛かるかなどの詳細は不明。
    こちらもOFFにしています。


    ■点火時期制御
    点火時期は燃料噴射時間ほど複雑な制御にはなっていません。
    Igunition Map、Ignition Idle Mapの2種類の設定があります。
    Ignition Mapは燃料マップと同じスロットル開度-エンジン回転数のマップに点火時期が書き込まれています。
    Ignition Idle Mapはよくわかりません。何からの形でアイドリングを検出してるんでしょうか?
    もうちょっと調査が必要です。

    *********************************


    ECUの中身が触れるようになったわけですが、その最大の目的は点火時期の最適化です。
    ただし点火時期については何を指標にどう設定してたらよいのか皆目見当がつきません。
    ノウハウゼロなんですw

    よってひとまず燃料噴射の設定についてサブコンでは触れない項目からいじってみようと思っています。
    具体的には吸気温度、エンジン温度、気圧の3つの補正マップ。

    これまでの経験でこのECUは
     ・標高が上がって、気圧が下がると空燃比が濃くなる
     ・気温、油温(エンジン温度)が上がると空燃比が薄くなる
    傾向があると感じています。

    そこで、それぞれの補正がどうなっているか、データを見てみると…
    色々と???な感じでした。


    まずは吸気温度補正。

    吸気温
    縦軸を補正量としましたが、単位はたぶん%。これはエンジン温度、気圧補正も同様と思います。
    気温が低い時は空気の密度が上がり、同じ容積の中の酸素分子の量が増える、気温が上がるとその逆で燃料を薄くする必要がある・・・
    あってる?

    それにしても、なぜ左右のシリンダーで補正量が違うのでしょうか…
    そもそもGuzziの縦置きVツインで左右のシリンダーの燃調を変える必要あるのかなぁ…?
    直4なんかだと外側の1,4番シリンダーと内側の2,3番シリンダーでキャブセッティングが違うってことも聞きますけどね。


    お次がエンジン温度補正マップ。
    エンジン温度

    冷えているときは冷間始動の状態を想定していると思えばいいんでしょうか?
    前から疑問だったんですが、なぜチョークが装備されているのでしょうね…
    この辺を上手く設定すればチョークいらないと思うんだけどな。

    それから高温側って何(どんな効果)を狙って、どういう制御すればいいでしょうかね?


    最後が気圧補正。
    気圧
    これをみてびっくり。
    0mbarまで補正量が設定してあるじゃないですか。
    GuzziなのかMarelliなのかわかりませんが、担当者は月面ででも走らせるつもりだったのでしょうか?
    0mbarじゃ酸素もゼロだろう…
    日本国内だとたぶん2400m位までの標高の気圧に対応していればいい気がします…


    率直に言って、まあー適当だなーというのが感想ですね。
    なんか理屈に従った設定がされてる印象じゃないですね…
    試作車でちょと適当にいじってこんなもんか、って感じで決めた設定に見えちゃうんだけど…
    素人がこんなこと言ったら怒られるかな…

    例えば東名高速で静岡に向かって走って、富士山スカイラインを一気に登って下る、帰路は国道1号線の渋滞にハマってエンジンアツアツなんてツーリングでもアイドリングの空燃比がバッチリ安定しているとか、そんな感じにできなかな、と。
    もちろん設計の古い空冷エンジンなんで限界はあるでしょうが…
    少なくとも、今の設定を見る限りではもう少し追い込めそうな気がします…
    素人がこんなこと言ったら怒られ…

    まあ、とにかくやってみますかね。
    20年前のGuzziかMarelliの担当者より良い仕事できる気がするんだよね…
    素人がこんなこと言ったら…



    とりあえずこんな感じということで。



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    V11 純正ECUセッティング変更への道 その3 データ読出、編集、書込編

    どうもこんばんは。


    このひと月ほど不要不急の移動を控えるということで週末は帰宅せずに別宅でおとなしく過ごしています。
    家族の顔を見るために帰宅したい、という程度なのでしばらくは我慢ですね。

    僕の場合は幸いにしてあまりシリアスな状況にはなっていませんが、休業要請の対象の業種の人とかは大変だと思います。
    「人との接触を避けろとか」、「コロナウイルスの感染拡大防止が最優先だ」ってその通りなんだけど、現実問題として収入が途絶えたり職や事業を失うという事になれば、それはメチャメチャ悩むと思います。
    コロナウイルスで死んでしまっては何の意味もないって主張も正しいと思うけど、じゃあ、働かずに収入無くなっても仕方ない、気合いで耐えろ、と言えるのか?
    気合いで乗り切ろう!!!って言っても1か月くらいならどうにかなるかもしれないけど、これが6月、7月まで続くとさすがに資金繰りとか生活費なんか厳しい。

    そんなことを言える人って生活費の心配がないから言えるだけなんじゃないかな?って思ってしまいます。
    みんなが不安になっているのが先が見えないことで、この感じだと4月中に沈静化するか、5月になるのか6月になるのか全くわからい感じですよね。

    ウチもそうだけど住宅ローンを含めて生活費3カ月分を生活費口座だけの残高で乗り切るのは大変よね。
    そうかといって僕自身良いアイデアがある訳ではないですが、、、


    政府には一度出した支援策でも世間の反応をみてどんどん変更する柔軟性を持って欲しいと言いたい。
    優秀な官僚の皆さんは一度出した結論を変えるのはプライドが許さないっていうタイプの人が多そうな気がするけど、今はスピード優先。
    まず案を出して、もっと良いやり方が見つかったらバンバン変えればいいと思います。
    より良いものに変更するって全く恥ずかしいことではないし、それをしたことで一つ前の結論が否定されるわけではないから。

    とにかく個人事業主を含めた中小企業へは申請~支給まで最短で実行される助成金の制度をつくる、それから食料品、日用品の消費税凍結くらいのことをやって欲しいと思いますね。



    さて。
    マレリのECUの中身を覗き見していじくり回すプロジェクトの続きです。
    前回、ケーブルのトラップを突破してPCとECUの接続を確立するところまでを書きました。
    今回はECUのデータの読出し~データ編集~書込みについて手順を書き残しておきます。

    およその作業の流れは↓になります。
     1.PCとV11のECUを2本のケーブルで接続する
     2.リーダーのプログラムでECUのデータを読出、保存
     3.同様にE2PROMのデータの読出、保存
     4.燃料噴射、点火マップなどのデータ編集用のプログラムの入手、準備
     5.編集後のデータのECUへの書込



    という事で以下、備忘録的メモです。

    1.PCとECUの接続
    ここは前回記事にしたとおりです。
     ①青/黒のケーブルを接続しておく。
     ②黒いワニ口クリップをバッテリのマイナス端子へ、赤いワニ口クリップを同+端子へ、その後3ピンのコネクタを接続。
     ③USBコネクタをPCへ接続。

    2.純正ECUのデータの読出し
    ①リーダーのプログラム IAW15xReader_V0.68.exe を起動。
    起動後、上段左側のテキストボックスにCOMポートの番号が表示されればOK。
    画像のとおり自分のPCではCOM4でした。
      
    リーダ

    ②データの読出し 
    (1)”Read”をクリック。
    (2)読出したデータを保存するディレクトリ、ファイル名を指定するダイアログが表示される。
    (3)ディレクトリを指定、ファイル名を入力して”保存”をクリック。
         *ファイルの拡張子は.bin
    (4)読出しが始まり、完了したらファイルが保存されて終了となる。
      
    PC、デバイスドライバの設定はGuzziDiagのページを参考に。
    アンチウイルスソフトは一時的にOFFにしておくことが推奨されています。
    ちなみに読出しには10分近くかかります。
    なのでワタシはバッテリチャージャーを繋いだ状態で作業しました。
      
    IMG_20200229_153539.jpg

    3.EEPROMデータの読出し
    ①EEPROMの読出し/書込しみツール IAW15xEEPROMTool_V0.04.exe を起動。
    ②ファイル名の指定などだいたい同じ要領。
       *ファイルの拡張子は.eepになる
    E2PROM.png

    当然ですが、読出したデータはハードディスクだけじゃなく、USBメモリなどに保存しておきます。
    車検を考えるとオリジナルのデータが無くなると結構大変なことになると思われます。


    4.データ編集用プログラムの入手とデータ編集の準備
    前項までの作業でECUのデータは取得できていますが、GuzziDiagのツールだけではデータの変更、編集はできません。
    このシリーズの最初の記事に書きましたが、設定値を変更するためにはTunerproという別のソフトウエアとXDFファイルと呼ばれるデータが必要になります。

    ①Tunerproの入手
    Tunerproのウエブサイトはこちら
    リンク先のページの右側のメニューからダウンロードのページに遷移できます。
    適当なフォルダにダウンロードして解凍。

    ②XDFファイルの入手
    毎度おなじみGuzziDiagのページから15RC用のXDFファイルをダウンロードします。
    ダウンロードするのはV11/CaliV2.17とEEPROMV1.01の2つ。
    2種類必要なのはECUのデータとEEPROMのデータ用それぞれのXDFファイルが必要だから。
    ファイルの拡張子は.xdf。

    XDFファイルって何?ってことですが、これはECUのデータの中身を定義したファイルです。
    ECUのデータは16進数のデータがダーッと続いている英数字の列なんです。
    その数字の列のどこが点火マップのデータなのかという事が分からないと点火マップのデータの編集などできないのです。

    データはアドレスという番号付きの箱の中に格納してあるイメージです。
    つまりアドレス毎にそのデータは何なのか?を定義したものがXDFファイルとなります。

    ↓のイメージです。もちろん数値は適当です。

     ECUのデータ    XDFファイルの定義
    アドレス データ     
    0000    08    <- スロットル開度0°/ 500rpm の点火時期  
    0001    12    <- スロットル開度0°/ 1000rpm の点火時期
    0002    30    <- スロットル開度0°/ 1500rpm の点火時期
    0003    39    <- スロットル開度0°/ 2000rpm の点火時期
    ・       ・        ・
    ・       ・        ・
    ・       ・        ・

    XDFファイルに0000というアドレス(番号)の箱は「スロットル開度0°/ 500rpm の点火時期だよ」という情報があるおかげで、その箱の中身、つまり点火時期が08という設定になっているという事が分かるのです。
    なので開度0°/1000rpmの点火時期を変えたければアドレス0001のデータを12から別の値に変更すればよい、となるのです。

    これって実は凄いんですよね…
    アドレス0000が点火時期のデータなのか、または燃料噴射のデータなのか、はたまた気圧補正のデータなのか…
    プログラムのソースコードとか開発環境でもあれば話は別ですが、一体どうやって調査したんでしょうかね…
    その辺あまり詳しくないので謎ですが、こんな調査をしてXDFを作ってくれた先人の皆様のおかげで最小限の労力でECUの情報を見ることが出来るのですよ。
    ありがたや~

    ③Tunerproの起動とXDF/binファイルの読込
    Tunerproはインジェクションや点火マップを編集するプログラムなので、とにかく起動。
    起動したら”XDF”のメニューから”Select XDF”をクリック。
    ECUのデータを編集するならECU用、EEPROMのデータを編集する場合はEEPROM用のXDFファイルを選択して読込みます。

    tunerpro_xdf.png


    次にECUから読出して保存しておいた.binのファイルを”Open bin”のメニューから読込みます。

    tunerpro_bin.png

    これでデータの編集が可能になります。
    編集後は適当な名前を付けて保存しておきます。
    つまりECUへ書込むためにデータを編集~保存するのは.binファイルだけで、.xdfファイルはTunerproに読み込むだけという事です。


    5.データの書込み
    最後にGuzziDiagの書込みツールで編集した.binファイルをECUに書込みます。
    IAW15xWriter_V0.27.exeを起動して、ファイルを選択後、”Write”ボタンをクリック。
    後は表示されるメッセージに従って操作すればOK。
    (「イグニッションOFFして10秒たってからOKを押せ」みたいなメッセージとOKボタンが表示されるはず)
    データの書込みは読出しと違って1分ほどで完了します。

    writer.png

    ちなみに、読出しと書込みツールにはECUに接続するような”Connect”みたいなメニュー/コマンドは無いようです。
    プログラム内のテキストボックスにCOMポートの番号が表示されていないと”Write”ボタンを押しても上手く動作しません。
    この状態を回避するのはケーブルをPCに接続してデバイスドライバがケーブルを認識してからリーダやライタのプログラムを起動する方がよいようです。



    これでV11 RossoCorsa用のMarelli IAW15RCのプログラムを変更する環境が整いました。
    メデタシメデタシ。

    ちなみにここしばらく純正データの燃料噴射のマップとその補正から見始めていますが、いろいろ面白いです。
    というか、やっぱりかなり適当な感じがします。まぁ、シロート視点ですけどね。

    予想通りの部分と、まさかこんなことになっているとは…みたいな設定が混在している感じ。
    だいぶ楽しく遊べそうです。


    とりあえずこんな感じということで。


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    V11 LEDヘッドライトバルブへ交換

    どうもこんばんは。


    いよいよ緊急事態宣言が出ましたね。
    今回のコロナウイルスがここまで広がるとは想像できませんでした。
    1月中旬頃にTVで中国のニュースを見ていてもまさに遠い外国の出来事という感じでしたが、僅か3カ月ほどでほぼ全世界に拡大、亡くなった方も7万人近いという大変な状況になってしまいました。
    それだけグローバル化が進んで人の移動が多いということなんでしょうね。

    武漢の状況を解説していたニュースで中国からの入国を制限するべきだ、みたいなことを主張している人がいましたが、そこまでする必要ある?って感じでしたが、どうも認識が甘かったようです。
    結局感染者数は右肩上がりで増え続け、気がつけばオリンピックも延期、プロ野球、Jリーグも軒並み影響を受ける結果になっています。

    海外のメディアは日本はオリンピックを開催したいがためにPCR検査をしていないのだろう、という報道もしていましたが、初動の対応がこれで良かったのかはちょっと疑問に感じるところです。
    当初は若年者は重症化しないという認識だったのも感染者が拡大する一因になったのでしょう。

    緊急事態宣言が遅すぎる、と批判されていますがとにかくできることはきちんとやっていきたいと思います。
    働けない人、働かなくてはいけない人、学校にいけない小中学生、学生さんなどなどいろいろな立場の人がいると思いますが、都にかく感染を拡大させないような行動を心がけて欲しいと思います。
    早く事態が収束するといいですね。



    さて、今日のお題はV11のヘッドライトのLED化の話です。

    V11のヘッドライトの評価は暗いというのが一般的です。
    55/60WのH4バルブならみんな同じだろう、とも思うのですが、何が違うのですかね?
    ノーマルでは車検も通るか、通らないかというレベルらしく、光量対策のためにヘッドライトバルブにリレーを介してバッテリから直で給電しています。

    ワタシ個人としては夜の運転でも明るさはそんなに気にならないのですが、今どきの車、バイクと比べるとヘッドライトの光の色が真っ黄色なのが気になっていたのです。
    毎週のように夜の高速道路を走ると周囲のヘッドライトとつい見比べてしまうんですねぇ。
    なんだかとっても古いバイクなような気がしてしまうのです。
    まあ、実際古いけど。

    HIDが出回ったころ変更を考えたのですが、ライトケースのスペースに余裕が無くてあきらめていました。
    そして時代は流れ、LEDバルブもこなれてきて、ハロゲンのH4バルブとほぼ同サイズのLEDバルブが出回るようになりました。
    これならV11のヘッドライトでも無加工で取り付けられそうな感じなので、今回、人柱として試してみることにしました。

    今回購入したのは↓の写真のモノで、スペックは消費電力30W、色温度6500K、Hi/Lowとも光束は6000lmだそうです。
    凄いか凄くないかは不明。
    余計な電装品をたくさんつけているので消費電力30Wは魅力的です。ハロゲンよりは明るいのかな。
    IMG_20200320_185937_202004072310228a1.jpg

    コネクタ側が従来のH4のハロゲンバルブと同サイズというのが選択の決め手でした。
    これならライトケースに収まるはずです。
    長円の穴は放熱のための穴で、本体内部にファンが入っています。
    IMG_20200320_185949_202004072310247ac.jpg

    こちらの写真がハロゲンのH4バルブでLEDバルブで長円が開けられた部分に比べて深いことがわかるでしょうか?
    今回購入したLEDバルブの方が浅く、取付寸法に関してハロゲンH4と今回のLEDで違う点はここだけです。
    IMG_20200407_231754.jpg

    ライトケースにバルブを取り付けるときにバネの働きをする留め金でここを抑え、留め金自体はフックにかけてバルブを固定します。
    LEDバルブの方が浅いので、留め金で固定する時にちょっとだけ強めに力を入れる必要がありましたが何とか取り付け完了。
    長年待ちづけたこともあって無加工でハロゲンからLEDに変更することが出来ましたよw


    ビフォーアフターで一応写真を撮りましたが、なんかイマイチでした。
    写真、難しいですね…
    LED.png


    肝心のインプレです。
    夜少し走りましたが、確かに明るくて、遠くまで光が届く印象ですね。

    けど、色味が白いのでアスファルトなんかがただのグレーに見えてしまうような場所がありました。
    ライトの光が当たっているのか、ただの月明りに路面が照らされているのかよくわからないような感じでしたね。
    街灯とか周囲の店舗の明かりとかの影響でしょうか?

    夜の雨はまだ走っていませんが、晴れの日の夜でも上記の印象なので、雨の日はさらに白くぼやけてしまうかもしれません。
    やはり6500Kは色温度高すぎかもしれませんね。
    まあ、でもハロゲンよりも明るいし、Low/Hiとも照射範囲など問題ない気がします。
    とにかく少し使ってみようと思ってます。

    これで古めかしい黄色いハロゲンの光から周りの車やバイクと同じうような白い光になったので、車齢16歳の加齢臭が少し減った気がします。


    とりあえずこんな感じということで。



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    V11 燃費チャレンジ

    どうもこんばんは。


    今回は純正ECUのリセッティングではなく、別のネタです。
    随分前からですが時々別宅~自宅の移動時に燃費チャレンジをしています。
    燃費チャレンジといっても何のことやら?って感じでしょうけど、単純に自分で決めた区間をできるだけ少ないガソリンで走ることを目指す遊びです。

    条件とかやり方は↓の感じ。
    1.別宅近くのガソリンスタンドで満タンにする
      ・燃費は満タン法で計るので、自分で決めた給油量を守る
        (給油口のフチギリギリまで入れます)
      ・なるべく同じ給油機を使って、路面の傾斜の影響などが出ないようにする
    2.トリップメータをゼロにセットし、走行開始
      ・15分程下道を走り、決まったインターから高速(常磐道ね)に乗る
      ・高速を走行する 経路は常磐道~首都高6号線~C2~湾岸線
      ・自宅の最寄りICから20分ほど下道を走行
    3.自宅の近所のスタンドで満タンにする

    もちろん、燃費が良くなると思われる走り方をします
     ・高速の本線合流時やETCのゲート通過時などは極力急加速はしない
     ・走行車線をなるべく80㎞/hで走る
     ・できるだけ速度のムラをなくす
    一番気にしているのはこの3つですね。

    後は必ず金曜日の夜、別宅→自宅の移動時にやっています。
    これは条件を合わせるのもありますが、80㎞/hで走ると移動に時間がかかるので日曜日の夜はやる気にならないからw。
    月曜日が嫌いなワタシとしては早く戻ってメンタル面の準備をしたいのですよ。


    ちなみに過去3回トライしています。
    記録はちゃんと残っていないけど、こんな感じ。

    1回目 2018年秋ごろ  26.5㎞/l
    2回目 2019年春ごろ  25.6㎞/l
    3回目 2019年夏ごろ  (?)

    1回目、2回目とも正確な日時はよく覚えていないけど燃費の値はよく覚えていいます。
    1回目は26.5㎞/l、そして2回目は5と6が入れ替わった25.6km/lだったのでこれもよく覚えています。
    3回目は全然思い出せません。
    この他にも始めたはいいけど途中で80㎞/hキープがイヤになって取りやめにしたことも何度かあります。

    ちなみに峠道の快走では12㎞/lとかですよ。
    すごい差ですよね~

    で、この前トライした4回目の結果です。
    4回目 2020/03/13 27.78㎞/l ( = 169.4㎞ / 6.1l )

    IMG_20200314_000346.jpg
    IMG_20200330_221336.jpg


    一応、過去最高を更新しました。
    毎回意地になって80㎞/hをキープしようとしていますが、時間が遅くなると周りの流れが速くて結構な加減速を強いられたりします。
    今回は首都高速6号線~C2の分岐のところで前後に上手くスペースを作れたので、余計な加減速は最小限で済みました。
    その後のC2、湾岸線もそこそこスムーズに走った気がします。
    こんな走り方で27.78㎞/lだったわけですけど、今後はこれを基準にさらに燃費の良い走り方を探ろうと思います。
    是非30㎞/lの大台に乗せたいですね。無理かな~。

    ただ、これってすごい時間がかかって結構なストレスなんですよ。
    気持ちに余裕のある時にやってみようと思いますw


    とりあえずこんな感じということで。


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